創作

ある休日

満たされた朝 心地よい疲労感 爆発する怒り そこからの自己嫌悪 家族からの逃走 休日出勤 眼精疲労 C1000 心地よい音楽 床屋での待ち時間 明日のプラン アジェンダ どのペンとノートを選択するか

人間嫌い

(この話はフィクションです) 赤の他人に対して、すぐに苛々してしまう。 車の運転をしている時とか、酷い。 人間嫌いなんだろうなと思う。 トラブルにならないように注意しないと。 喧嘩しては勝てない。 今年は一度、危ない奴に絡まれかけた。 あの高速道…

不在のからだ

冬の夜の この布団にいないからだを抱いて 私は眠るのです 時にはその柔らかい肌をもつ 体をひっくり返して うしろからせめるのです 不在のからだは 私の自由にはならず 意思をもって抵抗をはじめる

詩篇アマータイムで蛾を叩き殺してから二度寝

詩篇アマータイムで蛾を叩き殺してから二度寝 (実際は殺していない) 眠ったような眠れていないようなまどろみの中で 「いかに無様な余生を静かにやり過ごすかというテーマ」 自分は1999年7月以降を「余生」と認識したが、フラットであり「無様」といった…

詩篇アマータイムが来たら書くしかない

なかなか読み始めることができない詩篇アマータイムを読み始めたのは、午後九時を回った頃だった。アスファルトと聞けば、タイヤが切りつける。今日のタスクは終わっただろうか。シンクにまだ皿が残っているが、それらが占める場所が無い。インクが切れた万…

ビッケ

週の真ん中水曜日の休日。子ども二人への対応。「解決の手段を探そうとする会話。」04 *1ビームハイボール飲みながら、ビッケの言葉、を読む。そして、書いている。触発と引用。慣れない焼きそばを作って右腕が疲れている。焼そば?「き」の必要性。ペットの…

不眠ノート4

#川内倫子 世界の見方が変わるよね。期待は外れた/期待したおのれに腹が立つ/ただただ自分に怒りを覚える/「駆逐してやる」/盗んだバイクも無いので、歩いてセブンイレブンまで/徒歩5分/飲みたいアルコールも無く立ち尽くす/買ったのはティラミス&…

虐待ではなく、子どもを殴り殺す前に逃げろ

(注意:これは詩です。)虐待とか、そんな言葉じゃない。自分の子どもを殴り殺してしまう前に、子どもを捨てて逃げてしまえばいい。 なぜ逃げずに踏みとどまる。踏みとどまって、殴る。それが世間なのか。いつの間にか内面化された世間というものか。そのせ…

これが彼の『オン・ザ・ロード』ということで

引用から始まる。 ディーンは吠え、叫び、ファックし、サルはあくまで受身のまま出来事と刺激のすべてに対して分け隔てなく心を開く。サルの役目は圧倒されることだ。すべてを驚きと哀しみと涎をもって受けとめること。(佐藤良明「『オン・ザ・ロード』は何…

不眠ノート3

探偵ナイトスクープが始まった/だから飲み始める習慣/日曜日の夕方/魔の時間/やり過ごすためのアート/二杯目のお湯割り/鹿児島の芋焼酎/まだまだ眠れない/昼寝をしたせいだ/隣人の音楽は聞こえない/今がチャンスなのに/睡眠は思い通りにいかない/長男の宿題…

不眠ノート2

ラブフォーエバー21/午前三時の芋焼酎地帯/ティファールで沸かしたお湯で島美人/たしかに「しま」は長島出身だったが/ゆえに「しま」と呼ばれた/あまりに安易ではないだろうか/そういうことでよかったのか/今となってはもう20年も前の話/若気の至り/めんぼう…

不眠ノート

自分以外の世界のすべてが眠ってしまえばいいのに/うつ伏せで眠っている下着姿の女の子のライン/隣人の声を殺さないためにイヤホンで聴くボーカルレスの音楽/たとえばDuality/ティファールで沸かした白湯を飲む/白湯と音楽で酔う試み/眠ることは諦めた/定住…

年頭所感〜町田康のエッセイを読みながら

隣人がいるわけですよ、壁一枚向こうに。これが深夜丑三つ時過ぎても起きているんです、大晦日。いかにもって感じ。大晦日は夜更かしするっしょ。それはいいけど、音が小さく漏れてくる。たぶん自分たちなりに気をつかって小さいんだけど、だから最近流行り…

散文詩「大阪へ」

大阪へ行った時に、Xperia arcでメモした言葉をつなげて散文詩にしようという試み 大阪へ 5時25分起床。出張。チクナインを予防的に飲む。 お腹しくしく。キューピーコーワゴールドも飲んだ。整腸剤も飲んだ。 時間を色分け GALAXY Note IIも機内モードに…

後輩の女の子へ久しぶりにメールしてみた

後輩の女の子に久しぶりにメールして、なぜあの時Yさんがいなかったのか聞いてみた。その状況というのが、私の創作に使いたいと思ったからだ。 三角形。ABC。しかし、基本はAとBであり、Cはプラスαの要素だった。しかし、ある時、ひょんなことからA…

アナザー・ストーリー・オブ・リアル鬼ごっこ〜山田悠介「リアル鬼ごっこ」

リアル鬼ごっこ作者: 山田悠介出版社/メーカー: 文芸社発売日: 2001/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 222回この商品を含むブログ (87件) を見るあっという間に読了。結末は予想に近いものだった。そのままでは「24」のように後味が悪いので別のスト…

今週妻が浮気しても構わないと思っている男

私の知人に、妻が浮気しても構わない、と放言している男がいます。 彼の論理は以下の通り。 まず、妻が浮気しても俺が知らなければいい。 また、性病をうつされたり、その野郎の子どもを妊娠したりして俺の世界に影響を与えなければいい。 というわけです。 …

ドゥルーズ読み7

たとえば、ウィトゲンシュタインは「芸術的な驚きは世界が存在することである。存在するものが存在することである」と、どっかに書いていた。それは存在を全的に肯定することではないか。「形の無い」リアルを、「存在」として肯定すること。なぜか、と問わ…

ドゥルーズ読み6

たとえば、猫のことを書いてみる。 最近、よく猫と会う。昨日は、まだ生まれて間もないカンジの子猫が、車にはねられた。運よく(運悪く?)、死んでいなかった。痛がってなのか、うねうね動いているその子猫をかかえて、車でひいた女性はおろおろしていた。…

ドゥルーズ読み5

僕はあまり動きたくない性分だ。それは、たんに出無精だからでもあるが、動かずとも常に運動をしているので、その運動にエネルギーを奪われ、動けないからともいえる。絶え間ない思考の運動。意識の覚醒の連続。戦場では常に意識を覚醒させておかないといけ…

ドゥルーズ読み4

いまもとめられているのは、言うべきことが何もないという喜び、そして何も言わずにすませる権利です。これこそ、少しは述べるに値する、稀な、あるいは希少なものが形成されるための条件なのですから。私たちを疲弊させているのは伝達の妨害ではなく、なん…

捨てる。

今、「捨てる」ことにハマっている。 発作的に家族総出で引っ越しを挙行することになり、余は、自分の荷物を減らすべく、日々、苦闘している。最大の難物は、おそらく本やプリント、ノートといった紙類であろう。余は、とりあえずとっておく、という貧乏性的…

ドゥルーズ読み3

アレン・ギンズバーグが死んだらしい。僕は彼のこと、よく知らない。ウィリアム・バロウズと関係があるとは知っている。ボブ・ディランやビートルズにも影響をあたえた。みんなLSDを体験している(らしい)。でも、ビートルズみたいに、素敵な音楽を作れば、…

ドゥルーズ読み〜2

私がしゃべってきたのは、しゃべりたいという気持ちが強かったからにすぎないんだよ。(『記号と事件』) どうして沈黙できないのか。ランボーのように。僕は去年、四万十川ユース・ホステルのノートにランボーの詩を書き付けた(さあいいか!前進だ、重い荷…

ドゥルーズ読み〜1

ある日、僕は、ジル・ドゥルーズ「記号と事件」(宮林寛訳 河出書房新社)を読んだ。 哲学は力をもたない。力をもつのは宗教や国家、資本主義や科学や法、そして世論やテレビであって、哲学はけっして力をもたない。たしかに哲学でも大がかりな内線が勃発す…

大学時代に創作した作品

大学生の頃、文芸部に所属していて、詩とか小説、のようなもの、を書いて冊子に載せていました。 身内書きでしたが、なんと私が知らない人が読んでいたり、送りつけた先の他大学から町田康のパクリじゃんと反応が返ってきたりしました。 なかなか興味深い経…