(この話はフィクションです)
赤の他人に対して、すぐに苛々してしまう。
車の運転をしている時とか、酷い。
人間嫌いなんだろうなと思う。
トラブルにならないように注意しないと。
喧嘩しては勝てない。
今年は一度、危ない奴に絡まれかけた。
あの高速道路で煽り運転でした奴の同類だ。
自分は厄介な人間だなあと思う。
クソ野郎に対する好奇心がポイントだと思う。
怒りではなく、好奇心を発揮する。
「なんて不思議な猿なんだろう?」
人間嫌いだから、仕事を辞めてからのために、地域とのつながりが大切です、といった意見を見ても、しゃらくせえと思う。
老人会とか、嫌だ。
退職してまで他人と協働したくない。
地域活性化とか、やりたい奴がやればいい。
いや、税金払うし、ゴミ捨て場や公園の清掃とか、やるよ、一人で。
一人で地域貢献したい。
ああ、後ろに停めた車のクソ家族が自分の車の両脇をわざわざすり抜けていくので、苛立ちがつのる。
車に当たるなよって思う。
めんどくさい。
今、自分はこの文章を車の中でポメラDM200を使って書いているのだ。
空き時間を車内で過ごしている。
その静かな時間を次々と邪魔される。
その家族にしてみれば、ただ車を停めて目的地へ向かっているだけなのだが、その無邪気さが自分を苛立たせる。
他人の車の横をすり抜けるのは止めろよ、クソが。
大会そのものに興味が無い、というのも人間嫌いを表している。
自分の両親は、自分が中学生の時に軟式庭球をしていたのを毎回見に来ていた。
全国大会が鳥取であった時は、熊本から車でやってきていた。
1回戦で負けて申し訳なかったが。
そういった子どもに対する情熱を自分は親になっても持てないでいる。
人それぞれだね。
車の中で苛々をつのらせるくらいなら、車から離れて大会を見に行った方がいいかもしれない。
少なくとも体育館の中では、車の横をすり抜ける奴はいない。
まただ。
なぜクソ市民どもは、わざわざ狭い車の間をすり抜けるのだ?
バカなのか。
そういう連中に限ってカバンをぶらぶらさせて車にぶつけたりする。
そして、そのことに気付かない。
車内にいるこっちがイラッとくるだけ。
まただ。
また車の横をすり抜けていくバカがいた。
こいつら全部『渚にて』の北半球に送り込みたい。
頭に来るのは、まったくすり抜ける必要の無い駐車場だからだ。
すり抜けるのが体育館の入口への近道ってわけでもない。
車を降りて横に出れば、わざわざ狭い他車の間を抜ける必要などないのだよ。
車を降りた時、周囲をちょっと見回すだけで判断できる。
それすら判断できないバカが、日本の地域を支えているから、少しずつ地方が沈没していくわけだ。
もっとも本人たちは、自分は車の運転が平均より上手いと思っているように、技術は高いとか、マナーが素晴らしいとか思っているのだ。
バカめ。
一度、豆腐の角に頭をぶつけたら気付くかもしれない。
まただ。
うとうとしていたところに、また二人横を抜けて、カツンと車にぶつけて行きやがった。
人間なんて嫌いだ(by 仮面ライダーアマゾン)。
こういう細かいところで滅亡すればいい。
車の横を抜けてちょっとぶつかったから、結果、人類が滅亡するなんて素敵ではないか。
バタフライ効果。
ああ、せっかく隣の車が出て行ったのに、すぐ車が入ってきた。
何度も切り返している。
結局、別の場所に停めることにしたようで、出て行った。
クソが。
そもそも駐車スペースの設定幅が狭いんだよなあ。
幅を狭くして表向きの駐車台数を増やすことにいったいどんな意味があるんだろうか。
公共施設に多いパターンだ。
施設の設計でごまかしているのだ。
そういうごまかしは日本全体でもう止めませんか?
狭い国土だからこそ、駐車スペースの幅は余裕をもって広くとった方がいい。
駐車スペースが狭いから私の心も狭くなっているのだ。
8時間を超えた。
長くいればいるほど、人間嫌いと苛々が加速するので、さっさそ大会が終わって欲しいところだ。
人類のためにもその方がいい。
その意味では、閉会式で話が長いおじさんとか、人類の敵だな。