sekai no owariはロックではなくハックではないか試論

自分はそれほどSEKAI NO OWARIを聴いているわけではない。
しかし、Habitという曲が気に入って、最近毎日のようにリピートしている。
その歌詞を断片的に認識しつつ、これってライフハックだな、って思った。
Habitは習慣だが、ライフハッカーのようなウェブサイトを見ていると、習慣をいかに作るか、というのはライフハックの大きなポイントの一つになっている。
「世界の終わり」から来ているバンド名も、自分の世界の終わりである死を常に意識するようなライフハック的。
また、代表曲の一つであろう「RPG」は、ロールプレイングゲームのように生きるライフハックのようにも思える(聴いたことないし、歌詞も読んでいないのでまったく想像でしかないが)。
つまり、SEKAI NO OWARIはロックではなくハックなのだ。
そういう試論。
と、ここまで一気に書いて、放置していたんだけれど、展開が無いから、もうこのまま投稿しておくことにする。
ブログって、それくらいお気楽に書いて投稿すればいいんじゃないかと思った次第。

Habit

Habit

NHKから「NHK衛星放送受信確認のご案内」が届いたよ

届いた。
久しぶり。

衛星放送をご覧になれる方

「衛星契約」への契約種別の変更が必要となります。
見ることはできませんので、契約種別は変更しません。

衛星放送の視聴方法がお分かりにならない方

以下の受信設備はございますか?
個別アンテナも共同アンテナもありません。
ケーブルテレビでもありませんし、光回線も引いていません。
この「共同アンテナ」がトラップ罠で、アパートやマンション等の集合住宅に入居すると、NHKの職員(あえて委託先とは書かない、委託元のNHKが責任を持つべき)がやってきて「衛星放送が見れますよね」と圧力プレッシャーをかけてきたことは以前書いた。↓
akizukid.hatenablog.com
あれから僕たちはNHKを信じて来れたかな。
この「共同アンテナ」でのごちゃごちゃを経験して、賃貸一戸建て派に転向した。

衛星放送が受信できる設備 個別アンテナ、共同アンテナがある方

NHKは「衛星放送が受信できる設備」があれば、放送法32条に基づき、視聴者の意思に関係なく衛星契約すべきと主張してくる。
今回のご案内を見ると、テレビの端子が2口の場合、分波器が無くてもアンテナ線2本で衛星放送を受信できるようだ。
危ない。
これならNHKは「分波器が無いので衛星放送を受信できる設備はありません」という上記リンク先の論理ロジックは通用しないかもしれない。
テレビメーカーは余計なことをしてくれる。
やはりメーカーとしてはNHKに忖度して、できる限り「衛星放送が受信できる設備」になるようにテレビを作らざるをえないのか。
これは共同アンテナがある集合住宅に住んだらめんどくさいな。

衛星契約への変更

NHK衛星放送の受信が可能な場合は、「衛星契約」への契約種別の変更が必要となります。
これ、心底腹が立つな。

人は人を真似て組織を作るのではないか~スピノザと安部礼司

スピノザのコナトゥス=自己存続の努力は、人によって設立された組織にも生じる。
それは、人は自分を真似て組織を作るからではないか。
ピラミッド型組織は、デカルト的な心身二元論によって作られる。
しかし、実際はスピノザ的に組織は動いている。
そんな思い付きをツイートして、ブログにも残しておこうと思った。
組織の自己防衛本能はコナトゥスに接続するのではないか。

ドゥルーズの『スピノザ』を平凡社ライブラリーで1,430円で買える日本はやばいよね。
そして、國分功一郎『はじめてのスピノザ』はわかりやすかった。
スピノザ入門に最適。
そして、ちょうど読んでいたピーター・センゲ『学習する組織』とスピノザの相性がいいのもわかった。
スピノザでピーター・センゲを読むのもおもしろそう。

自由なメッシ

スピノザ的に、与えられた身体条件で最もうまくサッカーをするメッシが最も自由。
メッシは自分の身体がなし得ることを理解している。
メッシは能動的であり、そのメッシに翻弄されるディフェンダーは受動的。

反復的契約説

國分浩一郎さんの「反復的契約説」は、ドゥルーズの「折衝」という概念に接続すると思った。
日々の折衝が大事。
白黒100%ではない。
簡単に割り切れない世界や仕事や人間関係において、折衝が重要となる。

ユダヤ人を迫害してきたのはキリスト教

スピノザの祖先はスペイン系のユダヤ人だったが、迫害が強くなり、ポルトガルに逃れた。
更にポルトガルでの迫害から逃れてオランダのアムステルダムに移住した。
その歴史は、ニコラス・シュラディ『リスボン地震』にも記載があった。
読書は思いがけず接続する。

『リスボン大地震』を読んで色々と考えたよ~独裁者カルヴァーリョによる首都直下型地震からの復興

能登半島地震があったからニコラス・シュラディ『リスボン地震』を読んだのは間違いない。
遠方の首都直下型地震の歴史から学ぶことがありそうな気がした。
思いついたことは、Twitterにツイートした。
それを振り返りながら下記を書く。

リスボン地震

リスボン地震は、1755年11月1日9時45分頃に発生した地震
首都直下型地震といっていいだろう。
被害状況もよくわかっていない。
リスボン地震の揺れによる建物倒壊、その後の火災、そして津波によって壊滅した。
ポルトガルをトップグループから追い落とした災害。
その後、ポルトガルは先進国になれていない。

進撃の巨人』を思い起こす地震の描写

地震の描写は、『進撃の巨人』で巨人が侵入した時の状況、女型の巨人が都市で発生した時の状況を思い起こさせた。
ミサの最中に崩れ落ちる教会。
巻き込まれる信者。
なぜか生き残る重要人物。
リスボンでも王室の人々は生き残った。

リスボンで行ってみたい施設

news.yahoo.co.jp
↑この記事で紹介されているQuake リスボン地震センターに行ってみたいと思った。
Googleマップでピンを付けておいた。

乱世の能臣=セバスティアン・デ・カルヴァーリョ

三国志』の曹操を評した「治世の能臣、乱世の奸雄」という言葉がある。
リスボン地震直後、茫然自失となり何もできなかったポルトガル国王ジョゼ1世に対して、具体的なNextActionを示すことで信頼を獲得し、全権を任されたセバスティアン・デ・カルヴァーリョは「乱世の能臣」だったのだろう。
災害のような状況においては、能力を発揮できる人とそうでない人が明確になる。
今、霞が関においても、使える人と使えない人がはっきりしていることだろう。
カルヴァーリョは、映画『シン・ゴジラ』の矢口蘭堂にも接続する。
映画化したらいいのではないかと思う。
おそらくポルトガルでは大河ドラマ化されているんじゃないか。
ポルトガル大河ドラマが存在するかどうかは知らんけど。
カルヴァーリョには、ローエングラム候ラインハルトや曹操のような魅力もある。
邪魔な貴族勢力を一掃する場面はオーベルシュタインが絡んでいるように見えた。

無能だが正しい判断=ジョゼ1世

一方、震災に対してほとんど何もできなかったジョゼ1世だが、自分の能力を自覚してかどうかは不明だが、早々にカルヴァーリョに全権委任した判断は正解だった。
無能が動き回るより、良き。
リスボン地震』では、偶然、リスボンの王宮を離れていて王室が無事だったこと、国王が無事だったことは、王国にとって幸運だったと記述があった。
日本で言えば、天皇のような存在として、存在価値があるのだろう。
東京で首都直下型地震が発生した場合を考えると、天皇が無事かどうかは大きなポイントになる。
ふと『呪術廻戦』での天皇のポジションってどんなんだろう?
渋谷事変後、皇居及び天皇家はどうなったんだろう?
少年漫画として、政治的にセンシティブになりそうだから触れていないかな?

即刻絞首刑

リスボン地震直後、治安回復が急務だった。
カルヴァーリョは、被災地における犯罪者を速攻で絞首刑にしたらしい。
80人ほどと記載あり。
それを見せしめにすることで治安を回復した。
曹操のようなやり方。
もし当時のリスボンに読売新聞があったら、自販機を壊した人たちは冤罪で絞首刑にされてされていたかもしれない。
マスメディアは恐ろしい。
2024年1月18日現在、読売新聞は謝罪していないようだ。

Twitterに苛立つカルヴァーリョ

どうしてもXと書く気になれないTwitterに苛立つカルヴァーリョが想像できる。
カルヴァーリョは「狂信的な聖職者たちによる執拗な〝黙示録の災厄〟の説教」に強い懸念を抱き、苛立っていた。
Twitterだけではなく、能登半島地震においてもマスメディアも失敗している。
読売新聞は、被災地自販機窃盗団記事を黙った削除して、検証も謝罪もしていない。
そんな姿勢で信用できるだろうか?

ここ(ジャーナリスト・画家のミゲル・ティベリオ・ペデガシェによる記述)には一片の先入観も観念論もない。神の怒りや神の裁き、神慮、罪といった禍々しい言葉はいっさいなく、著者になしうるベストの形で、起こった事象を説明する事実が淡々と書かれているだけだ。言うまでもなく、こうしたレポートこそ、カルヴァーリョが必要としていたものだった。ヨーロッパの人々の意識から、〝狂信的な聖書の釈義に浸りきった迷妄のカトリックポルトガル〟というイメージを払拭するためにも、何としてでも合理的な啓蒙精神に基づいた報告がなされなければならなかった。しかし、事態はカルヴァーリョが願ったようには進まなかった。それどころか、この災厄は、十八世紀版マスメディアの狂乱に火をつけ、時間の進行とともに、基本的に事実だけを伝えていた初期レポートのトーンは消え失せて、センセーショナルな記事ばかりが溢れ返る状況になってしまった。p142

石原慎太郎「天罰」発言全文

ふと思い出して石原慎太郎の「天罰」発言全文を探したら、はてなブログで記事にしてくれている人がいた。
ありがたい。
black-mant.hatenadiary.org
これを読むと、

『1755年11月1日の巨大地震によって引き起こされた不幸な運命からポルトガル王国が得ることのできる様々な利点に関する、ひとつの政治的見解』で、カルヴァーリョは、災害は国家を利するものに転換できるだけでなく、事実、国家にとって必要不可欠なものでもあるという見解を述べている。p136

こういうカルヴァーリョの思考と似たものを感じた。
国家として、東日本大震災を契機として変化する必要がある、という問題意識だったのだろう。
「天罰」という言葉の選択は、石原慎太郎に特徴的だった脇の甘さかもしれない。
それにマスメディアの質の低さ。
自分たちが主張したいことに沿った形で発言を切り取って記事にしてしまう。
スピノザ的な「神」は意志ではないので「天罰」は存在しない。
「天罰」ではなく、解決すべき問題。
それを東日本大震災は数多く残したが、曖昧なまま13年経過しようとしている気がする。
それは民主的な現代国家においては、カルヴァーリョが存在しえないからであろう。

世界で初めての国際的な支援

リスボン地震に対して、英国やスペインはそれぞれの事情から支援を行った。
他国の災害に対して国際的な支援が実施されたのはリスボン地震が初めてらしい(要確認)。
一方、フランスやネーデルラントは支援しなかった。
それどころか、ヴェルサイユ宮殿では、一種のエンターテインメントとしてリスボン地震を楽しんでいたらしい。
流石、フランス王室は違う。
ちなみにふと調べてみたら、マリーアントワネットはリスボン地震の翌日、11月2日に生まれていた。
まあ、関係ないけどね。
ソフィア・コッポラの映画はおもしろかった。
また見てみると当時のヨーロッパの雰囲気はわかるかもしれない。
あのヴェルサイユ宮殿なら、他国の悲劇はエンターテインメントとして消費するのもわかる気がする。

アグアス・リヴレス水道橋の幸運

リスボン地震では、7年前1748年に運用が始まったアグアス・リヴレス水道橋がなぜか激震にされた耐え、結果、新鮮な水が確保できたという幸運があった。
水の確保、王室の無事、カルヴァーリョの存在、ジョゼ1世によるカルヴァーリョへの全権委任など、リスボン地震ではいくつかの幸運があった。

ユダヤ人の迫害

ポルトガルの歴史についても触れられているが、そこでわかるのは、ユダヤ人を迫害してきたのはキリスト教徒なんだよなあ。
それがイスラエル建国によって、ユダヤ人とムスリムの対立に置き換えられた。
英国イギリスが意図的にやったとしたら、恐ろしい。

日本におけるポルトガル

種子島に鉄砲を持ってきたのはポルトガルだった。
フランシスコ・ザビエルを派遣したのはポルトガルジョアン3世。
しかし、その後、ポルトガルの影は薄い。
それが何となくわかった。
ポルトガルは「選択と集中」でアジアの権益を手放して、ブラジルに集中していた。
おそらくそれが背景ではないか(要確認)。

復興を邪魔したのは聖職者

マラグリダのような聖職者が、カルヴァーリョによるリスボン復興を妨げていた。
キリスト教って何なんだろうね。
進撃の巨人』のウォール教にしろ、『銀河英雄伝説』の地球教にしろ。
宗教って世界に対してメリットとデメリット、どっちが大きいだろう。

イエズス会と組織の力学

組織は一旦設立すると独自の力学と本能で組織自体の拡大に向かう。
イエズス会は当初の「崇高な」目的を離れ、宣教師たちはその目的のためにと言い訳するだろうが、莫大な資産を世界中に貯め込んでいた。
そのイエズス会をローエングラム候ラインハルトのような手法で一掃したカルヴァーリョ
啓蒙専制君主として、しかし、カルヴァーリョは簒奪はしなかった。
貴族勢力やイエズス会の一掃。
現代の日本のような民主主義国家で、こういった革命は起こりにくい。

トップが交代した時の反動

カルヴァーリョの絶対的権力の根拠となっていたジョゼ1世が死去すると、カルヴァーリョは失脚する。
王位を継いだマリア1世は、反動的な愚昧なリーダーだった。
組織のトップが交代するとこうした反動が起こりがち。
自分もその時に備えて、色々と準備しておかないといけないと思った。

傑作

見事なノンフィクション。
エンターテインメントとしてもおもしろかった。
それがすばらしいノンフィクションの条件でもある。
カルヴァーリョは、ローエングラム候ラインハルトや曹操に匹敵するほどの魅力を備えている。
きりがないので、この辺りで投稿しておく。
リスボンは行ってみたい都市の一つとなった。
Googleマップにピンを立てた。

毎日使うハンガーラックを買ったよ

自分の部屋のハンガーラックが朝から倒れて発狂した。
上下の突っ張り棒タイプ。
引っ越す前の家でも、しょっちゅう転倒していた。
現在の借家に越して来てからは初めて倒れた。
捨てることにした。
廃棄。
突っ張り棒タイプはもう採用しない。
そして、Amazon山善のダブルハンガーラックを注文した。
2,380円

小さいストレス

こういうちょっとしたストレスを、もったいない精神でずっと我慢して生きてきた。
だから痩せるのかもしれない。
そういう自分を変えよう。
48歳だけど。
お金はどんどん使っていこう。
ワイズスペンディングだ。
財務省に学ぼう。

ダブルハンガーラック

ダブルハンガーラックが届いた。
段違い平行棒みたいに2列。
十分な収容力。
組み立ても簡単だった。
工具不要。
手持ちの服をかけた。
これに収まる程度の服に制限すると良き。
手前を低くして仕事で使うシャツやズボンをかける。
奥は休日に着る服やスーツ。
最近、日常的にはスーツは着ることが無い。
ベストだった。
ちょうどいいサイズ。
ちょうどいい収納力。
コストも比較的安い。
もっと早く買っておけばストレスも無かったね。
これも毎日使うアイテムだ。
毎日使うツールにはお金をかけよう。
投資。

毎日使うのでモバイルシェーバーを買ったよ

出勤前の毎朝の髭剃りがめんどくさい。
そこで電気シェーバーを買った。
電動シェーバーか?
ブラウンのモバイルシェーバーM-90を選んだ。
乾電池式。
ビックカメラオンラインで2,860円。
替え刃無し。
2年くらいで使い切る想定を持っている。
T字カミソリでも替え刃は結構高い。
コスト比較するとどうなんだろう?
でも、冬場は朝の髭剃りが楽になる。
水が冷たいから。
毎日使うと考えれば、安いものだ。
年間稼働日240日、20日休んで220日。
1日10円と見ておけばいい。
毎日使うツールには投資していい。
また、仕事はマスク基本だから、そこまで深剃りを求めていない。
このモバイルシェーバーの機能で十分。
機能はシンプルなものがいい。
オイルも注文した。
シンプルに水洗いして、時々、オイルを付ける。
メンテナンスも楽にしたい。
週末に水洗いしてオイルを塗ることにした。
Google Keepの週末タスクリストに入れた。
それで無駄な思考もない。
ルーティン化。

サードパーティー替刃

Amazonで替刃を発見した。
モバイル純正は無いが、サードパーティ製のようだ。
1,000円未満。
これで十分。

カバーがナイスアイデア(2024年2月4日追記)

本体と一体化しているカバーが良いアイデアだと思う。
くるっと回してカバーをすれば、刃を守るだけではなく、誤ってスイッチもオンにしない仕組みになっている。
全体として機能的に完成されたデザイン。

共感疲労から進化していない人間の脳の問題

「共感疲労」という言葉をテレビで見た。
災害や事故の衝撃的な映像を見過ぎたりして疲労するらしい。
それはある。
人間の脳は、狩猟採集民の頃から進化していない。
色んな本でそれを見る。
人は、衝撃的な場面を見るとアドレナリンが出る。
興奮する。
興奮することで、運動能力が一時的に向上し、生き延びる力となる。
いわゆる「火事場の馬鹿力」というやつだ。
しかし、現代ではテレビやインターネットで衝撃的な場面を見ることができる。
生命の危険は無いのに、無駄にアドレナリンが出る。
そして興奮する。
大型台風が接近すると、子どもだけではなく、大人もはしゃぎがちになるが、それはアドレナリンが出るからで仕方ない。
その時にどう振る舞うかは、その人の意識的な選択にかかっている。
アドレナリンに身をまかせて脊髄反射する人も多い。
そして、SNSにペットも客室に乗せろ、とか余計なことを書いてしまい、炎上する。
これは進化していない人間の脳の問題だから、仕方ない。
Twitterに書いた言葉をすぐに投稿できない機能があったらいいなとふと思いついた。
できることは、その仕組みを理解し、意識的な選択をすることだろう。
脊髄反射Twitterに投稿したくしたくなったら、その勢いでぽちっと寄付するとか。
妻の言葉を無邪気にSNSにアップしてしまう笠井信輔は、おそらく善意の人なのだろう。
思慮には欠けるようだ。