自分以外の何かへの関心

自分の心や気持ちにばかり注目しているとろくなことにならない。
何か自分以外の対象に没入するようにした方がよいだろう。
その没入の際にも、自分の心にとらわれず、できる限り対象そのものに向かうよう心がけた方がいい。

具体的には投資の勉強なんか、いいんじゃないかと思っている。
バフェットやマンガーはとにかくたくさん資料を読んでいるらしい。
企業の年次報告書アニュアルレポートとか、その他。
とりあえずアニュアルレポートを無心に読むことから始めようか。
その過程で知らない単語とか出てきたら、好奇心に従ってそれらを調べてみる。
投資するかどうかは二の次にして、まずは興味を持った企業について調べてみることだ。
田中泰延さんの方法では、調べるのが9割以上なのである。
田中さんは、書くことについて書いているわけだが、それは投資についても当てはまりそうだ。
投資は調べるのが9割以上、って言い切っていいだろう。
バフェットやマンガーも同意するはずだ。
たとえばPDFのアニュアルレポートを読むにはスマホより画面が大きいタブレットの方が便利だ。
手元にあるのはNexus 7、小さいタブレットだが、ちょうどいいと感じる。
PDFをダウンロードしたら、Googleドライブへアップロードすると、Nexusと共有できる。
そんな中、ネットワンシステムズ(7518)という企業のアニュアルレポートはPDFじゃなく、スマホで見やすいくて、関心した。
しかし、こうやって色んなツールを並行して使うから、書斎が欲しいなあ。
自分の机の上に複数のツールを整然と配置したい。
それが知的スペースになる。
その書斎があれば、最近買った登尾豊『幸田露伴論考』も机上に置いておける。
こういう分厚い専門書は手元においておかないとなかなか読まなくなるよね。
手元にあれば露伴五重塔』も読み進めようと思う。
幸田露伴もまた「自分以外の何か」だ。
元々、自分は日本語日本文学科で日本の近代文学を専攻していたので文学研究には親和性がある。
文学は老後の楽しみにはよい。
いや、老後まで待たなくていい。
今、始めるといい。
精神衛生上もよいだろう。
古典はいいものだ。
これからは、古典をどんどん読んでいきたい。

とにかく自分、自己を捨てることだ。
いや、悟りでも開かないと捨てることは無理だろう。
とりあえず自分をチェストに保管しておくようなイメージで。
これはマインクラフトだ。
自分以外の何かへの関心を持つこと。
没頭すれば自己を放下できる。

そして、そのタイミングで、アドラー心理学について『嫌われる勇気』を読んでいたら、「自己への執着を、他者への関心に切り替えていくのです」という言葉があった。
アドラー心理学のベクトルが自分の今の志向とぴったり合っていると感じた。
方向性はたぶん間違っていないようだ。
ここまま進む。

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

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  • 作者:田中 泰延
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
幸田露伴論考 (学術叢書)

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  • 作者:登尾 豊
  • 発売日: 2006/10/01
  • メディア: 単行本
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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