マンガーは自分にとっての勝手にメンター〜『完全なる投資家の頭の中』

トレン・グリフィン『完全なる投資家の頭の中』を読了した。
マンガーはめちゃくちゃおもしろい。
だから、本書も一気に読了した。
本当に自分がおもしろい本は、一気に読むのだと思った。
一方、Kindleに入っているが、なかなか読み進めない本は、興味が薄いんだと思う。
それらも地道に読むけどね。
マンガーとバフェットの関係は、三国志賈詡曹操だと思っている。
三国志では、曹操より賈詡に興味があるように、バフェット以上にマンガーに興味がある。
マンガー本は2冊目だ。
山崎元さんが推薦していて読んだマンガー本(デビッド・クラーク『マンガーの投資術』)もおもしろく、自分に機能した。
本書を読了したら、『マンガーの投資術』も再読してみよう。
何度も読むことで、マンガーが言うところのメンタルモデルを自分にインストールして、本当に使える武器となる。
本書でも、マンガーの「複数のメンタルモデル」という概念が興味深かった。
智慧となるには、複数のモデルが必要なのだ。
複数のモデルを学ぶために手っ取り早いのは、読書をすることだ。
それは、自分に合ったやり方なので、自分もマンガーを見習って広範囲に読書をしようと思っている。
日本で言うと、出口治明さんとか。
アメリカの政治家ではトランプ政権で国防長官を務めた「マッドドッグ」マティスとか。
ふと、トランプは『貞観政要』を読んでいたら、マティスをちゃんと使えただろうに、って思う。
さて、幅広い読書による複数のメンタルモデルを駆使することで、大きな失敗を避けることが重要だと思う。
投資だけではなく、人生全般における指針となる。
マンガーは機能するのである。
その投資スタイルは、なかなか取り入れるのは難しい。
本気で、プロの、専心する投資家になる必要がある。
サラリーマンブロガーでは、マンガー=バフェット式の投資は難しいだろう。
次善の策として、インデックス投資がある。
もし、時間的な余裕を作って、集中することが可能であれば、マンガー=バフェット式の投資をやりたいところだ。
まだまだ、勉強することが多い。

完全なる投資家の頭の中 ──マンガーとバフェットの議事録

完全なる投資家の頭の中 ──マンガーとバフェットの議事録