深夜に餅を食う

不眠だ。
眠れない。
鼻づまりのせいか。
半端なアルコールのせいか。
原因はどうでもいい。
眠れないから、起きた。
ストーブをつける。
冬の夜。
ティファールでお湯を沸かして麦茶を作る。
不眠の夜も生産的に。
生産性革命だ。

あくびがでた。
眠れそうか。
Evernote のスターをチェックする。
ここには今、生きているノートを置いている。
今の僕。
眠れない僕。
日付が変わって、母の誕生日に LINEスタンプを送る。
言葉は思いつかない。

駄目だった。
眠れずにまた起きる。
やけっぱちで餅を焼く。
きな粉と砂糖を混ぜる。
昨日、銀歯を入れたばかりなのに。

やっぱり深夜の餅は止めた方がよい。
胃もたれの朝に後悔する。

母にはその日の夜電話をした。
LINE電話を利用して、ビデオ通話も試してみた。
音声も画像もよくないが、孫の顔を見せて会話できたのは誕生日としてはよかったのではないかと思う。
それは自分でそう思っているだけだが。
子どもとして、親に何ができるのか、よくわからない。
わからないのであれば、できることを何でもやってみればいいと思う。