共感疲労から進化していない人間の脳の問題

「共感疲労」という言葉をテレビで見た。
災害や事故の衝撃的な映像を見過ぎたりして疲労するらしい。
それはある。
人間の脳は、狩猟採集民の頃から進化していない。
色んな本でそれを見る。
人は、衝撃的な場面を見るとアドレナリンが出る。
興奮する。
興奮することで、運動能力が一時的に向上し、生き延びる力となる。
いわゆる「火事場の馬鹿力」というやつだ。
しかし、現代ではテレビやインターネットで衝撃的な場面を見ることができる。
生命の危険は無いのに、無駄にアドレナリンが出る。
そして興奮する。
大型台風が接近すると、子どもだけではなく、大人もはしゃぎがちになるが、それはアドレナリンが出るからで仕方ない。
その時にどう振る舞うかは、その人の意識的な選択にかかっている。
アドレナリンに身をまかせて脊髄反射する人も多い。
そして、SNSにペットも客室に乗せろ、とか余計なことを書いてしまい、炎上する。
これは進化していない人間の脳の問題だから、仕方ない。
Twitterに書いた言葉をすぐに投稿できない機能があったらいいなとふと思いついた。
できることは、その仕組みを理解し、意識的な選択をすることだろう。
脊髄反射Twitterに投稿したくしたくなったら、その勢いでぽちっと寄付するとか。
妻の言葉を無邪気にSNSにアップしてしまう笠井信輔は、おそらく善意の人なのだろう。
思慮には欠けるようだ。