石を投げてみる仕事術

今日は仕事始めだった。

昨年末、「石を投げてみる仕事術」という言葉を思いついた。
仕事は、まず思い通りにはいかない。ステークホルダーが多くなると、様々な私情、感情も複雑に絡んでくる。試行錯誤でやるしかない。そういう時は、とにかく「石を投げてみる」ことを意識する。メールを送るとか、そういったアクションを何か起こす。そうすると、水面に石が落ちて波紋が起きるように、何かしらのリアクションが来る。フィードバックがあるだろう。そうやって仕事を、プロジェクトを動かしていくのだ。
方向性、ベクトルさえ間違っていなければルートはどうでもいい。

  • メールを投げる。
  • 電話をする。
  • 話すために会いに行く。

何でもいいから、石を投げることだ。
そうすれば状況が動く。
動かなければ、何度もくり返し投げればいいだけのこと。
悩む必要はない。次、どんな石をどう投げるかを集中して考えたらいいのである。

また、一旦、石を投げたら、待つことも大事だ。戦略的忍耐と言ってもいい。何でもかんでも自分で動いてしまうと、相手に当事者意識が生まれない。無責任に人任せになってしまう。それは良くない。
自分はこれが苦手でつい自分で先に動いてしまう。この点は、課題である。
待つ時間はつらい。じりじりする。そこは修行だと思う。

先日は大きなプロジェクトが降ってきて久しぶりに部屋で最後の一人となった。そうすれば、踊りながら仕事もできる。そうやってアドレナリンを放出しながら作ったメールを最後に関係各位に投げてから帰宅した。石を投げたわけだ。

ふと、これって、ジャブだなあと思った。同じことを以前、たぶん書いている。
検索したが、直接的には書いていなかった。
ジャブを放つことで、人を動かす仕事術である。
石を投げてみるのと考え方は似ていると思った。
どちらも、結果はさほど気にしないこと。
とにかく状況を動かすのがポイントである。
そのために石を投げて、ジャブを放つことである。