熊本に来たら代ゼミが無くなっていた〜学ぶ快楽

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photo by Dick Thomas Johnson

熊本に来たら代々木ゼミナール熊本校が無くなっていた。建物から色々と運びだされていた。元々ビルは再利用できるように作られているらしい。市電からちらっと見ただけだが、しんみりする。
1994年の1年は自分にとって重要な年だった。その多くの時間を過ごしたのが代ゼミだった。そして、代ゼミの個性的な講師陣の影響を色々受けた。
木山先生、菅野先生、川崎先生、その他。各講師の教えで僕は勉強するのは快楽だってことに気付いた。そして、浪人から抜け出すことができた。
「勝手に学べ」ってことを僕は代ゼミで学んだ。

4月から長男を塾に通わせる。ぜひ子どもにも自分で勉強するコツをつかんで欲しい。それは受験のみならず、一生の財産となる。塾の月謝は高いが、教育には惜しみなく投資する方針だ。
今思うのは、やらなきゃいけない受験勉強でも、仕事でも、自分の心構え次第でおもしろくなるってこと。

しかし、一方で義務教育の投資効果が低い気もする。塾みたいに月謝を負担しないので、親の側もコストを認識しにくい。小学校での大量の宿題にはいったいどんな意味があるのだろうか。正直、疑問だ。学ぶ楽しさ、成績向上が目的ではなく、言いつけられた作業をきちんとやる人間を育てる、ということが目的になっている感じがする。
宿題そして拘束時間が長すぎる部活動、この2つは教師に真剣に考えて欲しい慣習だね。
部活動も、組織の命令に従う人間を養成する場になっていないか。

代ゼミから離れた。代ゼミには、義務教育と違い、高いコストと自由があった。その環境において、自分は学ぶ快楽を得た。その姿勢があったから、大学でもやれた。そうでなければ、流されて学ぶ楽しさを知らない社会人となっていた気がする。それはおそろしい。
仕事において、まったく学ぶ気がない人って結構いる。仕事を義務感でやっている。それはもうどうしようもない。別世界の人間だ。

さあ、新年度。今のポジションは2年目。更に圧倒的に学ぶことで、仕事を快楽にしたいと思う。
一方で、キーボードを叩く音を小さく、声も通るレベルで低く、所作をゆっくりとして、密やかに仕事をしよう。存在感を消し、怒らず、感情を表現しない。腹を括って腰を落ち着け、仕事の多くも任せること。

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