マーティ・O・レイニー『内向型を強みにする』を読んだよ〜100%内向型ってことはないみたい

Kindleで購入。
小林弘幸さんの本と繋がりました。外向型は交感神経と内向型は副交感神経との結びつきが深いとのこと。
小林弘幸『自律神経を整える「あきらめる」健康法』を読んだよ - シリアルポップな日々

読みながら自分のことを顧みると、自分は外向型と内向型のハイブリッドじゃないかと思いました。自分に当てはまる箇所にハイライトをつけていくと内向型の要素が多いのですが、外向型の要素もありました。
当然ですが、誰しも両方の要素を持っているんだと思います。その割合を自覚することですね。自分の要素を理解して、自分なりの生活スタイルをデザインすることがポイントになるでしょう。自分のピッチングフォームを見出すこと。

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草間彌生 Yayoi Kusama at Kirishima open-air museum #art


子育てにも応用できそうです。特に自分の長男を理解する一助になりました。基本的に内向型のようです。これは両親の要素を共に引き継いでいるでしょう。
長女も内向型でしょうね。最近、小学生になったんですが、一月経っても小学校に行くのが不安なようで朝からよく泣いて嫌がっています。これは取り越し苦労が大きいようです。新しい未知のイベント、スケッチ大会などがあると、自分だけ教室に置いて行かれるんじゃないか?校内で迷子になるんじゃないか?など、不安になってしまうようです。五月病とはまた違った性質みたいです。内向型ということで説明できそうな気がします。

内向的であろうが、外向的であろうが、自分を変えようとしなくていい。ありのままの価値を認めるのが本書の目的とのことです。
たとえば子どもたちから離れて一人にないたいと感じても、そのことで後ろめたさを感じる必要もありません。自分の気持ちを否定する必要はありません。内向型の場合、自分が消耗しないために、一人の時間も必要なのです。
ただし、社会は外向型に合わせて作られているために、内向型が社会においてうまくやるためには工夫が必要でしょう。

研究によって、微笑むことで実際に気分が明るくなるらしい。それは脳内の気分高揚物質に作用するようです。これは小林弘幸さんの本でも書いてあった気がします。
そして深呼吸も効果があります。
そういった具体的なアクションを実践することで、自分の気分もある程度コントロール可能なのです。

一日中小まめに食べ続けることも効果があるようです。それは血糖値を一定に維持することができるから。内向型の人間にとっては波の幅を小さくすることがポイントですね。(3524)

最近、注目しているセロトニンの記述もありました。セロトニン的には太陽の光を浴びるのもよさそうです。天気のよい日は仕事で行き詰まったら、用務を作って外に出るといいかもしれません。最近得た知識では、ストレスは20分経つとほとんど無くなるらしいので仕事でも強いストレス事案があったら、一旦デスクを20分ほど離れると気分をリフレッシュできて新たな気持で戦えるようになるんじゃないでしょうか。
神経伝達物質をうまくコントロールできるとよさそうですね。しかし、本当にコントロールできるものかどうかはよくわかりません。できることは自分に合った生活習慣を作ってそれを検証すること。

内向型人間は外向型人間に即答を求められるがその罠にはまってはいけないとのこと(3168)。罠(笑)、しかし、よくわかります。仕事でも突然電話してきて、その場で明確な回答を求めてくる人って多いですよね。しかし、人命に関わることでも無い限り即答する必要なんてありません。だいたい即答を求める人は、自分に都合のいい回答を引き出したいだけなのでそういう時はのらりくらりと回答をはぐらかして一旦電話を切るといいでしょう。
そして、ややこしい問題は、考えてもいいんですが、おすすめは一晩放置することです。一晩寝かせるといいアイデアを思いついたり、時には問題が勝手に解決することもあります。手を付けて保留する、という仕事の方法もオプションとして持っておくといいと思います。

内向型を強みにする

内向型を強みにする