ジョン・ボーグルの言葉に「航路を守れ」というものがある。
これは、ボーグルの投資理念を端的に表した言葉で本のタイトルにもなっている。
一方、長距離のドライブではあらかじめ運転計画を立てることが重要だと自動車学校で習った。
しかし、実際に運転計画を立てているドライバーは少ないだろう。
自分は、ちょっとした距離でも、たとえば複数車線の道路において、どの車線を走行するか、といった細かいところまでシミュレーションして運転計画を立てる。
そして、長期投資において「航路を守る」ことと、車の運転において運転計画を維持し、隣の車線の車の流れが速く見えても車線変更などせずに「車線を守る」ことが同じスタンスのように思った。
車線をしょっちゅう変更するような運転をするドライバーがいる。
そういうドライバーは、おそらく投資にも向いていないと思う。
俗に車の運転とセックスが同期しているようなことを言われたりするが、運転と投資の姿勢も同期するんじゃないかと思った。
この長期投資と運転姿勢の両者を接続するイメージを持っておくと、運転している時に無理な車線変更をしなくなるし、また投資においても「航路を守る」ことができる。
まったく異なる2つの姿勢を自分なりに理解し、接続することで行動が強化される。
「ドライブ・マイ・カー」
いずれにせよ、自分の車を運転しないといけない。