三反園訓氏がなぜ勝ったのか、よくわからないのであれこれ考えてみた

衆議院議員選挙、小選挙区、鹿児島2区では、自民党金子万寿夫氏に前の県知事だった三反園訓氏が挑んで勝利した。
正直、驚いた。
個人的な感覚では、なぜ三反園訓さんが勝ったのか、さっぱりわからない。
ホームページが鹿児島県知事選挙のままであり、Twitterのフォロワーは50人もいない。
前の県知事ということで、知名度はあるのだが。
今回の衆院選で勝利できたのなら、なぜ去年の県知事選挙で負けたのか?
色々と疑問があって、実におもしろい。
正しいことを言いたいとかではなく、好奇心として、自分なりに色々と分析してみたいと思って書いている。

なぜ野党統一候補共産党候補だったのか

そもそも三反園さんは、自民党公認を求めていたので2区は保守分裂だった。
なのに、なぜ野党統一候補共産党松崎真琴氏だったのか。
悪いが、共産党の候補ではいくら野党統一候補と主張しても、鹿児島の小選挙区で勝てるとは思えない。
立憲民主党は何やってんの。

三反園氏を裏切り者というのは筋違い

反自民のふりをして、当選後は自民党に入るんだ、と批判している人がいたが、完全に筋違いだろう。
三反園さんは、今回の選挙前から自民党公認を求めていた。
しかし、2区には現職の金子万寿夫さんがいるので、公認は受けられなかったのではないか。
県知事選挙ではともかく、今回の衆院選で「裏切り者」呼ばわりするのはさすがにおかしい。
勝手に反自民有権者が調べもせずに三反園さんに投票しただけだろう。

勝因は辻立ち?

三反園さんは、金子さんがコロナ禍で地元入りできない間、辻立ちしたり、奄美を回ったり、地道な活動をされていたようだ。
辻立ちを独りぼっちでやっているところを何度も見かけた。
鹿児島県知事選挙負けたことと辻立ちで同情票が集まった感じか?
一人ぼっちの辻立ちも同情票が狙い?
だとすると、三反園訓さんは選挙を良くわかっているのかも、SNSに力を入れないことも含めて。

SNSTwitter)は鹿児島選挙区では役に立たない

今回の結果で鹿児島2区のような田舎ではTwitterなどのSNSは大して役に立たないことがわかった。
三反園さんは、ほとんどSNSに力を入れていなかった。
スタッフだろうが、むしろ金子万寿夫さんの方がSNSを使いこなしていた。
おそらく鹿児島2区の有権者の多くは、Twitterなんかしていない。
三反園さんは、Twitterではかなり批判を受けていたので、下手にTwitterなんかやると炎上して余計なマイナスになる。
1区の川内博史さんも、Twitterをやり過ぎた気がする。
いや、1区のことはよくわからない。

1区の若手2人

鹿児島1区には、宮路拓馬さん、保岡宏武さんと若手の自民党議員が2人いる。
この2人でも三反園さんには勝てなかっただろうか?と考えてみる。
Twitterでは、宮路さんでも厳しいでしょうとリアクションがあった。
若い以上に三反園さんの知名度が大きいのかもしれない。

60歳過ぎた新人議員

三反園さんは自民党に入るのだろうが、60歳過ぎての新人では、3回当選するころには70歳になってしまいそうだ。
岸田政権で抜擢された当選3回組を見ていると、若くて優秀な人が多い。
当選3回で70歳過ぎていた金子さんは落選した。
要するに、これからの国会議員は若いうちにならないとキャリア的に厳しいのではないか。
地方議会で長年がんばった自民党議員にご褒美で国会議員にする、というルートでは心もとない。
その点、鹿児島県内には、鹿児島市長の下鶴隆央さんや日置市長の永山由高さんなど若くて有望な政治家がいるから、国会議員への転身を期待するよね。

とりあえず投稿

とりあえず新鮮なうちに投稿する。
色々と考えたり、Twitterで意見もらったら修正したりする。
自分は自分の考えにこだわりがあるわけではなく、好奇心でなぜ三反園訓さんが勝ったのか気になっているだけだ。

NHKがわかりやすい記事にしていた

www3.nhk.or.jp
辻立ちや個別訪問など、心情に訴える作戦+金子万寿夫さんがコロナ禍で集会を開けなかった。
地道な努力と運も味方した感じだ。

森山裕氏は三反園氏の自民党入りに否定的

自民党の実力者である森山裕さんは、三反園さんの自民党入りに否定的な考えを示したらしい。
鹿児島県のボスとしては当然。
しかし、全国組織の自民党としてはどうなるんだろうか。
比例に回ればいいのにとか、勝手に思ってしまうが。