ナガオカケンメイ、ハンパないって〜プラスチック展には驚いた

ナガオカケンメイ、ハンパないって、使い捨てられるプラスチックもめっちゃ褒めるもん、そんなんできひんやん普通」
「あれは凄かった、俺、本にサインもらったぞ」
www.d-department.com
詳しくは上記リンク先を読んでもらいたい。
ページが消えるかもしれないので、全文引用するしかないではないか↓

人類は様々に自然の摂理を捻じ曲げながら人間の都合で発展させてきました。「土の中のものは取るべきではない」という意識人の考えなどもあります。その代表的なものが石油でしょう。そこから便利という人間の都合による様々な生活用品が生まれました。その一つが「プラスチック」です。熱に強く、落としてもガラスや陶器のように割れず、そして軽く、量産もできる。様々なカラー展開も、その鮮やかな発色も魅力で、透明にもでき、雨にも強く屋外使用もできる。
僕は昔から「経年変化したプラスチック」がとても好きです。そして、収集を始めながら、D&DEPARTMENTでも多くを販売しました。今でもその魅力をうまく言葉にできませんが、誰からも愛されず、ただ、必要な用途を全うすることで擦れたり日焼けしたりして変色したその様子に、どこか健気(けなげ)さを感じるのです。つまり、彼らは「長期使い捨て用品」だったと言えるでしょう。一生モノとして長く使ってもらえることもなく……。
この企画展は日本中からそうしたものを集め、改めてプラスチックの経年変化を直視してみようというものです。作って、便利に使い倒し、壊れないので、捨てもしない。彼らにできることは、変色したり、すり減るだけ。しかし、それが彼らの最大の表現であり、そこに人類としての新たな美意識で近寄ってみてはどうかというものです。土に自然界に戻らないから、知らず知らずに体の中に微細に入り込んでしまうから、とかブツブツいっていないで、一生ずっと使えるものとして愛してみる。
木材や陶器、ガラスや鉄に経年変化があるように、プラスチックにも立派な経年変化があります。そこに皆さんと一緒に注目してみたと思い企画しました。 ナガオカケンメイ

この文章には、頭をガツンとやられた。
ナガオカケンメイさんは、本当に独自に感性を育てているなあと感心する。
今、話題になっている、天使の羽に割れたiPhoneもそうだが、モノの見方で世界は変わる。
大竹伸朗さんにも接続した。
段ボールとか、捨てられるモノに対する愛着。
引用文より、本文が短いと駄目とか、そんなことはどうでもいいし、ずっと考えればもっと長く書くことができるのかもしれないが、今はガツンとやられた勢いで投稿してしまおうと思う。
ちょっと長いツイートみたいなものだ。
その速さが私の熱量である。

この企画展、ぜひ行こうと思ってMAPを確認したら、金沢市だった。
さすがに鹿児島から行くのは難しい。
残念。
ちなみに、上のハンパないで書いたが、本当に私はナガオカケンメイさんにサインをもらったことがある。
鹿児島にD&DEPARTMENTができた時に、カウンター内にいらっしゃった。
話しかけた。
そして、サインをもらった。
それからもう何年も経ったが、熊本にD&DEPARTMENTはまだオープンしていないことを確認した。