『d design travel KAGOSHIMA』を読んだよ~あえて借りずに図書室で旅するように読む

行きつけの公民館図書室でナガオカケンメイさんが編集長の『d design travel KAGOSHIMA』を偶然見つけた。借りようかと思ったが、図書室のカウンターテーブルと椅子と外に田んぼが見える感じが快適だったので、あえて借りずにその場で読んでみた。読み飛ばす。自分は、意識高いお店や人はちょっと苦手なところがあるので、それを感じない記事を拾い読みした。

桜島フェリーというアトラクション

デッキにはカウンターやテーブルがあり、旅行客にとってはたまらないアトラクションである。ナガオカケンメイ

桜島フェリーは大人150円という安さ。別に桜島観光するわけでもなく、行って帰ってくるだけでもわずか300円の遊園地アトラクションと思えば、桜島フェリーの魅力が新しく見えてくる。カリブの海賊より魅力的かもしれない。

思索する場としての霧島アートの森

雨の日の人の少ないこのカフェも、読書や考え事をするのには最適。ナガオカ

一般300円という美術館。草間彌生さんのオブジェが入口で出迎えてくれる。近くに住んでいれば毎週のように通うことができる。野外の自分が好きな作品だけを見て、後はカフェでのんびり読書したり書き物したりすればいい。ちょっと鹿児島市内からは遠い。しばらく行っていないから、秋の間に行ってみたい気もする。

d design travel の掟

巻末に記載されている「編集の考え方」が良かったので引用する。自分のブログにも参考になる考え方だ。

編集の考え方 p149
1.必ず自費で利用すること。泊まり、食事し、買って使うこと。
2.本音で書くこと。
取材相手の原稿チェックは、事実確認だけにとどめること。
3.カメラは一般向けのもの1台ですべてを撮ること。
フィルターや特殊なレンズは使わないこと。
4.問題があっても、薦めたい何かがあれば、
問題を書きながら薦めること。
5.ロングライフな視点から、ものを見ていくこと。
継続しそうにないものは、取り上げないこと。
流行的なものは取り上げないこと。
d design travel
編集長
ナガオカケンメイ

考え方というより、掟といった方が良さそうだ。そういう心地よい厳しさがある。自らに掟を課すことは楽しい。

手段としてのみならず、目的として買う

借りて読むのもいいんだけれど、今度、マルヤガーデンズに行く機会があったら、D&DEPARTMENT で買おうと思った。買うことが、ナガオカさんの活動に対する支援となるだろう。そういう思いでモノを本を CD を買うこと。カント風に言えば、モノを手段としてのみならず、目的として買うことを意識している。

d design travel KAGOSHIMA

d design travel KAGOSHIMA