軍事から学ぶ

戦略開発の発祥は「戦争状態」の軍事戦略であり、「戦略」という言葉もそこからきている。
(カレン・フェラン『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』626)

軍事から学べることは多い。
戦争自体には反対しても、現実に存在する軍隊という組織からは有用なことを学ぶことができる。
たとえば野中郁次郎さんのアメリ海兵隊の研究を読むといい(『知的機動力の本質』)。
また、よく読んでいる下園壮太さんは自衛隊だ。
軍事から学ぶ知識は、善悪ではなく、使える、機能するのだ。
反戦の立場から、軍事に関する言葉遣いから止めるべきだ、という考え方もあるだろう。
でも、香港でのデモも、その戦術はゲリラ戦を参考にしているっぽい。
国家に抵抗するにも、軍事から学んでいる。
学べることは学べばいい。
大事なのは、学んだことを何に使うか、という問題だ。