人は人を真似て組織を作るのではないか~スピノザと安部礼司

スピノザのコナトゥス=自己存続の努力は、人によって設立された組織にも生じる。
それは、人は自分を真似て組織を作るからではないか。
ピラミッド型組織は、デカルト的な心身二元論によって作られる。
しかし、実際はスピノザ的に組織は動いている。
そんな思い付きをツイートして、ブログにも残しておこうと思った。
組織の自己防衛本能はコナトゥスに接続するのではないか。

ドゥルーズの『スピノザ』を平凡社ライブラリーで1,430円で買える日本はやばいよね。
そして、國分功一郎『はじめてのスピノザ』はわかりやすかった。
スピノザ入門に最適。
そして、ちょうど読んでいたピーター・センゲ『学習する組織』とスピノザの相性がいいのもわかった。
スピノザでピーター・センゲを読むのもおもしろそう。

自由なメッシ

スピノザ的に、与えられた身体条件で最もうまくサッカーをするメッシが最も自由。
メッシは自分の身体がなし得ることを理解している。
メッシは能動的であり、そのメッシに翻弄されるディフェンダーは受動的。

反復的契約説

國分浩一郎さんの「反復的契約説」は、ドゥルーズの「折衝」という概念に接続すると思った。
日々の折衝が大事。
白黒100%ではない。
簡単に割り切れない世界や仕事や人間関係において、折衝が重要となる。

ユダヤ人を迫害してきたのはキリスト教

スピノザの祖先はスペイン系のユダヤ人だったが、迫害が強くなり、ポルトガルに逃れた。
更にポルトガルでの迫害から逃れてオランダのアムステルダムに移住した。
その歴史は、ニコラス・シュラディ『リスボン地震』にも記載があった。
読書は思いがけず接続する。