スマホ中毒のリハビリが必要だ

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先日送別会があって、街へ出た。
その際、スマホがモバイルWi-Fiルーターに接続できない不具合が出た。パスワードを求められる。SIMフリースマホでドコモの通話契約しかしていないので、ルーターに接続できないとインターネットができないただの電話になってしまう。困った。ルーター接続のパスワードは覚えていない。確か複雑なやつだった。妻に電話した。パスワードをメモしている場所を指示して、ページを開いてもらったが、そこにあるとは限らない。写メしてLINEで送るよ、と言われて電話を切った。しかし、すぐにネットに繋がらないのでLINEも繋がらないと気付いた。再度、妻に電話した。諦めるよと伝えた。激しい怒りに我を忘れた。せっかく街へ出るのに、ポケモンGOができないではないか!
スマホ中毒だ。路面電車で街へ出る間の時間が、ジリジリして地獄だった。精神を平衡に保つのがこんなにも大変だとは!心を落ち着けるために、電車で立ったままジブン手帳miniを広げて、言葉を書いた。アナログで何とかやるしかない。
スマホ無しで街を歩くリハビリが必要だ。スマホを手放す練習。身体一つで立つ。発狂しそうだ。すべてが思うほどうまくはいかないみたいだ。使える歌詞。他に、あーしくじったしくじったまただわ、もよく使う。そんなことを考えて気を紛らした。
街に着けば、百貨店の万年筆売場を覗いたり、そこで知り合いに見つかったり、別の建物に入っているLoftに行って万年筆用インクカートリッジを買ったりすれば、ポケモンGOが無くても良い。というか、ポケモンGOが無い方が夕暮れの街の色々に集中できて良かった。良いリハビリになった。
送別会の会場などのメモをジブン手帳miniにしておいて助かった。スマホだけに頼るのは怖い。これからもリハビリを意識して、スマホを折に触れて手放す練習をしようと思う。