
- 作者: ジョージ・エインズリー,山形浩生
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 単行本
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文章が読みにくい。
で、先に訳者解説を読んだ。
なるほど。訳者解説だけでわかった気になるのはさすが山形さんである。
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その解説で、合理的に考えると、結婚・子作り・子育ては割に合わないのでどうしたって少子化になる、対策として、できちゃった婚を増やしたらどうか、という意味に読めないこともない話題があった。
僕は、勝手にできちゃった婚の増加にプラスしてシングルマザーでも子どもを育てられる社会的環境を作ることを追加したい。
結婚はしたくないが、子どもは欲しいという女性は結構いるんじゃないかと思うのだ。
しかし、そういう社会になると男はますます結婚できなくなる。
結婚したい男たちは結婚できなくなって困るのでシングルマザーを支える制度には反対するかもしれない。
- できちゃった婚の推奨
- シングルマザー支援制度
思いつきのレベルなので批判はいくらでもあるだろうがね。
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山本弘「アイの物語」を読む - シリアルポップな日々
山本弘「アイの物語」の設定で少子化問題の行き着く先は重要な要素となっているが、それは本を読んでいただくといいだろう。
「合理的に考えると、結婚・子作り・子育ては割に合わないのでどうしたって少子化になる」という考え方はこの物語世界では正しい。
少子化を対策すべきか、受け入れた上で何か対策を講じるべきか、という問題もあるなあ。