キレる老人が増えている仮説

よく報道で「最近、キレる老人が増えている」ということが言われる。
現実でも聞く。
それを誰か数字で示して欲しいのだが、見たことが無い。
そこでとりあえずの仮説を思いついた。
それは、「団塊の世代+戦争を知らない世代」仮説だ。

団塊の世代

団塊の世代後期高齢者に突入しつつある。
団塊の世代は、人口が最も多い世代だ。
「キレる」人間の割合が一定であれば世代人口が多ければ、当然、キレる人の数も多くなる。
それが1点目。

戦争を知らない世代

また団塊の世代は、戦後生まれで戦争を知らない世代だ。
子どもの頃は日本はまだ貧しかったが、その後、右肩上がりで成長を経験してきた。
団塊の世代は、戦争自体も体験していない。
教育は戦後の自由主義教育を受けてきた。
学生運動では、やりたい放題やって、世代としては何ら総括しないままのうのうと社会復帰して多くが適当なポジションにおさまった。
そういう世代なので、我慢する能力が世代全体として欠如しているのではないか。
忍耐ができない。
つまり、「キレる」割合が増加する。
これが2点目。

団塊の世代+戦争を知らない世代」仮説

よって「団塊の世代+戦争を知らない世代」仮説としては、

世代として人口が多い×「キレる」割合が増えている=キレる老人が増える

ということになる。
この仮説を「数字・ファクト・ロジック」(出口治明)で検証すれば、社会科学になるのかな。

あくまで仮説

更に、認知症の数が増えているせいだ、とか、コロナ禍でストレスが蓄積されたのではないか、とか、他にも様々な仮説がある。
自分も含めてみんな仮説は色々と思いつく。
大事なのは検証することなのだが、これが難しい。
まあ私もフルタイムの仕事を持っていて、自分の仮説を検証する余裕が無いので、こうやってブログに書いて放置することになる。
あくまで仮説だという認識は持っておきたい。
そして、とりあえず投稿しておく。