バフェットとスウェンセンがシンクロしたので書いておく

並行して読んでいたバフェット本とエール大学(イェール大学って表記は好きではない)のスウェンセンの本が同じ時期の同じ状況を書いていたのを同じタイミングで読んだので、おもしろいから書いておく。
『バフェットからの手紙 第5版』と『イェール大学流投資戦略』。

まずバフェットは「1993年、私は別の小さな投資をしました。」と書く。
それは不動産をRTC(整理信託公社)が売りに出しているという情報だった。

このときもバブル崩壊後で(商業不動産バブル)、RTCはバブルを加速させた楽観的な貸し付けが高じて破綻した貯蓄銀行の資産を処分していました。

一方、スウェンセンは、

1994年1月、イェールは14.8%の投資リターンを約束するリース契約付き不動産を購入した。

と書いている。
それも、

皮肉なことに、この無リスクのキャッシュフローをバーゲン価格で購入するという投資機会は、米国政府の代理機関である整理回収公社〔RTC〕から持ち込まれたものだった。

と書いていて、これバフェットと同じ状況で、同じようにバーゲン価格で不動産購入した話だとわかった。
バブル崩壊後には、リスクが低い資産をバーゲン価格で購入できるチャンスがある、という話。
両者ともRTCという共通点があって、おもしろいと思った。