インデックス投資の教科書的な一冊になるでしょうか。バートン・マルキール『ウォール街のランダム・ウォーカー』かこの本か。
いつものようにレバレッジメモを下記に。
レバレッジメモ
勝者のゲームと敗者のゲーム
後者ではミスで勝負が決まる。
投資は敗者のゲーム
中学生の時の軟式庭球が「敗者のゲーム」だった。体格がよくて速い打球を打てる人に自分は勝っていた。それはミスを減らすプレーをしていたからだと思う。ロブでつなぐ。前衛にかかってもスマッシュミスも多かった。後衛が決めようと強打してネットにひっかけたりアウトになることも多かった。
ランダム・ウォーク(ランダムウォーク)
ウォーレン・バフェットは、個人投資家にはインデックス・ファンドを推奨
人間の最大の発見は複利の考え方(アインシュタイン)
アインシュタインの言葉は世界が広いです。
運用基本方針はパニックを起こさないための薬
生きるための信念もそういう精神衛生的な効果のために持てばいいし、変えてもいいと思います。
- 結果が大規模である場合
- 人間のコントロールを超えている場合
- 未知である場合
- 突然起こる場合
以上、危険性を実際以上に不安がる四つのパターン
飛行機事故を交通事故より恐れることになります。
巨大地震による津波が原因の原発事故
ファンド・マネージャーの優秀な成績が実力なのか運なのか判別するのに何十年もかかる。こういう仕事では、姿をよく見せるような仕事をすることになるよなあと思います。
パフォーマンス評価の定性的分析
トラブルのサインは定量的に現れる前に定性的に現れる。
組織の問題は、空気にまず現れるか。
失敗しても耐えられる範囲にとどまること。オーバーコミットしないこと。
避けるべきミス
- 売買タイミングを予測しようとすること
- 運用機関をむやみに変えること
インフレの脅威
資産が減っていく。
もしインフレになった場合、国債や地方債に投資対象が限定されている国立大学法人の資産運用はどうしたらいいのだろうか?
債券はほとんど株式と同様に変動するし、長期運用においてはインフレに弱い。
自宅の住宅を投資資産と考えてはならない。住宅は家族と生活する場所でありそれ以上ではない。
証券会社の担当に気をつける。彼らの仕事はあなたを儲けさせることではない。あなたから儲けること。
効率的な意思決定はおそらく100%株式に向けることであろう。
その中でもインデックスファンドがベターだろうか。
年をとったからと運用方針を変えるのはおかしい。
- 作者: チャールズ・エリス,鹿毛雄二
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/02/25
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