前田裕二『メモの魔力』の熱量に圧倒される

見開きでノートを使う。
貧乏性だからそれが難しい。
そこでダイアログノートを活用する。
小さいノートであれば、貧乏性の自分でも見開きで使える。
また、ダイアログノートは上下左右のページの中心点がわかるから四分割しやすい。
それも前田裕二さんの『メモの魔力』的なノートの使い方に向いている。

左ページに自己分析1000問から2問転記
右ページに抽象化→NextAction
個人的に、転用をNextAction(GTDから)に置き換えている。
本当は1ページ1問くらいがいいのだろうが、貧乏性でもダイアログノートのような小さいノート活用術で何とかやる。

「抽象化」もよくわからないので、自分の言葉で「接続」に置き換える。

ファクト→抽象化→転用

という前田裕二さんの方法を、

  • ファクト→接続→NextAction

と変えて自分の武器とする。
最終的に読書で得た知識を自分のNextActionに落とし込むことで初めて武器となる。

メモ術というよりは、人生に対する姿勢としてのメモ
attitude、あるいは生き様としてのメモ

前田裕二さんの熱量に圧倒される。
圧倒的な量。
迷ったら、圧倒的な量をこなすことは一つの方法だと思う。

以下、読書メモ。
このメモをポメラDM200で作った。
はてな下書きブログと別途OneNoteにも送ってあり、そちらで何度でも読み返す。
読み返して自分にインストールすることで武器にする。
そもそも本書を二度読み返した。

読書メモ

就職活動のときは、自己分析を深めるために内省メモを続け、自己流で作っていた「自己分析ノート」は、最終的には30冊を超えました。p5

→圧倒的な量が前田裕二さんの特徴。自己分析なんか意味がないとしらけている奴が一番使えない人材だったりする。

メモをとると、あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに転換できる。p6
→メモによる「知識移転」(『RANGE』)

「より本質的なことに少しでも多くの時間を割くため」に狂ったようにメモをとる p22
→エッセンシャル思考

熱意を伝えたいのなら、紙がベストです。p31

→若い時の藤田晋さんがイメージをその場で伝えるためにマルマンのスケッチブックを使っていた気がする。

果たして、何がすごくて、やばいのか。ここを一歩二歩、踏み込んで考えるのが本質的なメモのあり方p35

→先日、マツコの知らない世界を見ていて森山直太朗さんが女性歌手の声について、一歩も二歩も踏み込んで考えた結果の言葉の力を感じた。あれくらい言語化しないといけない。

ノートは見開きで使う p39
右ページを空けておく
左ページ:ファクト
右ページ:抽象化→転用

自分が世界を抽出した気づきから、きちんとアクションに「転用」することを通じて、自分の日々が、人生が、変わっていきます。p46

「ファクト→抽象化→転用」p46
→転用をNextActionと理解している

メモの本質は「振り返り」にあります。p70

→ノートを読み返すことが重要
→手帳やノートは書くものであり、読むものでもある。

「抽象化」こそが僕のメモ術の根幹 p72

細谷功『具体と抽象』p87

抽象化とは「具体的な事象の本質を考える」こと p90
→ちょうど読み返していた楠木建さんの『ストーリーとしての競争戦略』でも、

具体的な事象をいったん抽象化することによって、初めて汎用的な知識ベースとなります。

という言葉があって接続した。

「自分の内にある熱が伝染するような「生きた言葉」」p96

では、どうすれば周囲を巻き込めるのか。それが、「言語」であり、ロジックです。p97

「良質な非常識」南場智子 p101

「自分を一歩引いて客観視する癖」p110
世阿弥 能楽論書「花鏡」 「我見」と「離見」
→非人情(夏目漱石草枕』)

「就活の「自己分析」をバカにせずにやり切ることで見えてくるものは、必ずあるのです。」p117
→自己分析や就職活動を馬鹿にする奴は、何をやっても駄目だ。

人生を振り返っても、やりたいことが見つからないんだ、という人は、過去に目を向けるのではなく、逆に、一つでも多くの新しい経験を通じて、新たな選択肢に触れることが重要です。p125

→経験の「幅」が重要という意味で今読んでいる『RANGE』に接続する。私の方法はまったく別の読書の「接続」にある。

大切なことは、そういった「形式」よりも、自己分析に対する気持ちの強さ、エネルギーの量です。p127

「強く途切れない熱量」

「ブレない人生の軸」 p134
「ちょうどいいバランスのアンカー」
「揺るぎないコンパス」
を自己分析によって見つける
→前田裕二さんは、この自己分析も狂気に近い量でやっている

「転用」が大切 p141
「じゃあ今この瞬間、それに向けて具体的に何をするの?」
→NextAction思考(GTD

言霊の力 p148
→狗巻棘(呪術廻戦)

言葉によって誰かの意識が変わり、それが何らかの形で自分にポジティブに跳ね返ってくる

「自分の言葉が誰かの潜在意識に大きな影響を与える可能性」p150
「なるべくポジティブで愛情を込めた言葉を発する」
Twitterでも使う言葉に注意

「ただぼんやりと思うのではなく、逃げずに言語化する。」p152
→ノートは、今、小さいノート活用術でダイアログノートを使っている。

「とるべき行動の細分化」p159
→NextAction、GTDに接続する考え方

「ここまで考えてみても、やりたいことが本当に見つからない自分」p161
「一つでも多くの事象・経験に触れ、一人でも多くの人と会って話を聞く」

「メモは、「創造の機会損失」を減らすツールです。」p183

「メモをとり続ける姿勢」を保つこと
→人生に対するattitudeとしてのメモ

メモは呪文に似ている p187
「一つの行動様式として」
「とにかく呪文を唱えるように、メモをとりまくる。」
「やはりここでも、物量がものを言うのです。」

「人生は「時間をどう使ったか」の結果でしかありません。」p194
「自分の人生の勝算につながる選択をすべき」
「選択の前提となる人生の軸を自己分析によって得ていることは、大変な強みになります。」

「圧倒的な熱量」p195

「熱は、言語を通じても伝導します。」p196