オープンネガティブ〜『メンタル・タフネス』を読んだよ

ジム・レーヤー『メンタル・タフネス ストレスで強くなる』を読了した。
購入して、しばらく読んで、あれ?と思ったら、ジム・レーヤーは他の本をすでに読んでいた。
もう、記憶が曖昧になっている。
それでもいい。
繰り返し読むことで、メンタルがタフになることを期待している。
メンタル・タフネスは自分が目指す領域だ。
メンタルがタフなら、たいていのことはなんとかなる。
言い換えると、マッチョかな。

もはや目新しい情報はない。
自己啓発本はたくさん読んできたので、同工異曲に感じられる。
ストレスそのものは悪ではない、ストレスはためになる、というのが本書の主張だ。
ストレスに対する姿勢が大事だ。
感情をいかにコントロールするか。
感情は重要な要素だと自分でも思っている。
EQとかね。
厳しい状況でおおらかでいられること、そうした地点に立ちいたい。
いつもイメージするのは、ドラゴンボール孫悟空だ。
フリーザと退治して、地球の危機でも楽しそうだ。
そういったポジティブなタフネス。

ポジティブな姿勢でいた方が、自分の外の状況の変化に気づきやすくなる。
その変化に気づくことが、成功に接続しやすくなるのではないか。
つまり、運が良くなる。
一方、ネガティブだと常に自分にだけ関心が向かってしまい、視野が狭くなる。
そうしてチャンスに気づかない。
だから成功できない、運が悪くなる。
ここから言えるのは、オープンネガティブであれば、無理にポジティブじゃなくてもいいんじゃね?ということだ。
もしかすると他人からみたらオープンネガティブは、ポジティブに見えるかもしれない。
ちょっとおもしろいアイデアだと思った。
なかなかポジティブにはなれないよ、と思う人は、オープンネガティブを意識してはどうだろうか?
思い出したのは、ダイソー社長の矢野博丈さんが、オープンネガティブな感じか。
注意しなきゃいけないのは、オープンであってもあまりにネガティブを発散すると家族や周囲の人間に悪影響があるかもしれないってことぐらいかな。
あるいは、オープンネガティブがクローズドネガティブに闇墜ちする可能性も。
だから、オープンネガティブは戦略的に、意識的にやる必要がありそうだ。
しかし、そうなるともはやネガティブとは言えない気もしてきた。
もっと言えば、大事なのは、ポジティブかネガティブか、ではなくオープンな姿勢であることだな。
そして、ポジティブであればオープンな姿勢を保ちやすい。

メンタル・タフネス―ストレスで強くなる

メンタル・タフネス―ストレスで強くなる

  • 作者:ジム・E. レーヤー
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 1998/05/01
  • メディア: 単行本