映画『ジョーカー』を見たよ〜中年男の狂気

映画『ジョーカー』JOKER を見てきた。
意外と後味は悪くなかった。
嫌な感じは無い。
かといって、カタルシスがあるわけではない。
そこまで衝撃的とうわけでもない。
しばらく考えるだろう。

平日、レディースデイの朝一だったが、観客は少なかった。
あれ?ヒットしているんじゃなかったか?
まあ、去年の『ボヘミアン・ラプソディ』のような映画ではない。
主演のホアキン・フェニックスは、自分と同学年の44歳である。
中年男の裸はこんなにもみっともないのか、って思ったな。
それがよかった。
自分も、おそらくスクリーンに耐えられない体をしている。
裸と接続してなのか『タクシードライバー』を思い出す観客が多いっぽい。
ロバート・デニーロも出演しているし、その連想はありがちだ。

映画をブログで書くと、ストーリーはネタバレになるので書けない。
なので周辺で言葉を埋めていくことになる。

検索で見た誰かが「今の日本社会の影の部分とリンクしているように思えます」って言っていたが、それ最悪の感想だと思った。
リンクなんかしてねーよ。
しかも、日本社会の影って何だよ。
何か言ったような気になる言葉だよなあ。
安易すぎる。

つまり、自分も、こういうことしか書けない。
映画そのものの周囲をぐるぐる回るしかないのだ。

そして、街のゴミは拾って、きれいにした方がいいなと強く感じた。
その予算は削らずに増額した方がいい。

自分の場合は、子育てのストレスで時々、気が狂いそうだ。
子育ての気狂いは、おそらく母親中心だろう。
楽な父親の分際で、子育てに狂ってるんじゃねーよ、ってTwitterで袋叩きに会いそうだ。
どうでもいいや。
ニュースなどを見ると、どうしても中年男の狂気に注目してしまうが、ジョーカーも中年男だった。
なので、色々と考える。

ジョーカーに新しい意味が生まれる映画だと感じた。
この映画を見てから、ジャック・ニコルソンヒース・レジャーのジョーカーを見ると、違った印象を受けるだろう。
バットマン』と『ダークナイト』見たいな。

ちなみに、映画の謎には一切興味が無い。
主人公の妄想と現実の区別もどうでもいい。
そういう映画ではないと思っている。