すぐにタスクを振らない

仕事で疲れて帰宅すると次々とタスクが降ってくる。
疲労で心に余裕が無いので、苛々が止められず、つい感情的に対応してしまう。
そして、自己嫌悪に陥る。
ネガティブスパイラルだ。
帰宅して、5分でいいから、落ち着かせて欲しい。
まあ、自己嫌悪はまったく役に立たない。
なので、子どもに怒鳴った行為そのものは自己批判して、さっさと忘れて前に進めばいいのだ。
大事なのは冷徹な現状認識と忘却力。
すぐにタスクを振らないでくれ、というのは家族に対してお願いすればいい。

一方、自分は職場などで朝一で人にタスクを振らないように注意している。
緊急でなければ、30分くらい経過してから振る。
極端な話、一晩くらい寝かせてもいい。
放置していたら勝手に完了するタスクも多い。
問題が発生しても、自分の手元に抱えておける度量が必要だ。

さて、平日の帰宅問題には、寄り道をして帰るのも一つの方法ではある。
波平やマスオが飲んで帰るのもそうしたリセットの儀式だろう。
家にイクラがいるノリスケや、家に恐妻がいるアナゴなどは、飲まずには帰れない感じだ。
しかし、平成も終わろうとしてい2019年、子育てや家事を一切妻に任せたままだとTwitterで激しく叩かれるのである。
恐ろしいね。
だから、寄り道もできない。

そうだ、自分だけ年休とって休んだ時、翌日出勤すると次々タスクが降ってくることがある。
そういう時は落ち着いて、そのタスクをメモすることだ。
すぐに手をつけないこと。
机の上の書類や未読メールも含めてまずはタスクを集めることに集中しよう。
収集したタスクを眺めて、ひと呼吸ついてから取りかかろう。
タスクによっては翌日以降に回せばいい。
こういう時にGTDのようなタスク管理システムが構築されていると楽である。

今、常にニーモシネのブロックメモを手元に置いている。
帰宅してすぐにタスクが降ってきても、緊急でなければ落ち着いて、ブラス万年筆のキャップを外して、丁寧にメモしよう。
GTDのinbox機能がある。
また、フーコーの覚書(hupomnemata)を最近意識している。
それは自己を構成するためのメモ書きだ。
一種のアート・オブ・ライフである。
メモする時間で心を整えて家族に穏やかに接することができるのだ。

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全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

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