1995年に青臭く片思いしていた時の酔っ払ったメモを見つけたので文字起こししてみる

今、現在、2016年、酔っている。その状態で紙類をどんどん整理していたら、小さな紙片が2枚出てきた。

21年前、大学1年生、1995年、おそらく当時入っていたサークルの飲み会の後に一人で部室に行って暗闇の中書きなぐったメモ。
赤ペンで。
判読が難しいが、できる限り文字に起こしてみる。
ちなみに「あのコ」は今の妻のことなので問題無し。当時、絶賛片思い中だった。
小沢健二の影響も見られる。たぶん当時の恋愛のテーマは『LIFE』だった。

以下、メモから

まっくらで、自分の時計の文字も見えない。
そんな中で1人でいると、
いろいろな思いが頭ん中でこんがらがって
どうしようもなくなる。
見えないのに、手の感覚だけでこれを書いている。
おまけに酔ってるし、メガネもかけてないし、
あとで読めるかどうか、ちゃんと文字にるっているか
どうかもわからない。
ひらき直ってしまった。酔って足がフラフラしている。
自己嫌悪できる程度に理性が残っているので
さらにいけない。ボン。
時計の音、ロケット花火、バイク野郎、月の光、
(裏へ)
ちゃんと裏まで書こう。
いま何時だ。あのコはもう眠ったのかな?
who? こんがらかってぶち切れて、
(判読できない)
メガネをはずして 物がぼやけて見える世界が、
よい世界のように思えてきた。
カオスだ混沌だ。
(判読できない)集団の中で浮いてしまってる。
1200円のビニールの透明のリックがほしい。
よし、あのコを誘ってどっか出かけよう。

(2枚目)
早く夜明けがこないかな。そしたら、家に戻って、風呂に
入って、(判読できない)さっぱりして、本をもって、図書館へ
こもろう。そして1200字のレポートを書くんだ。
5時になって、図書館からしめだされたら、
あのコにTELしよう。ねえ、明日ヒマ?
よかったら どっか行きませんか?
(判読できない)でピクニック なんてのもいいかな。
ダメだったら、★さんにワープロかりて、
レポートを打ち込んでやる、そして、レポートを片付けたら、
50万円目ざして 書きまくろう。
小説家になりきって、詩人になりきって、今日の自分を忘れて
(裏へ)
このまま書きつづけてると(判読できない)頭がおかしく
なるのかな。心配だ。不思議とこわくない この空間。
(数行判読できない)
まだまだ書けるぞ ねえ、ほんとにこれ読める?
読めたら、まずいかな?あのコって誰? Who? それはナイショなのさ
おわり


小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」 PV

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