自分には「深く」ハマるモノ・コトがありません。趣味が無いと言えそうです。オタクにもなれない。
しかし、そこにこそ「シリアルポップ」な美学があると開き直っています。すべてにおいてアマチュアな好奇心を持っているとも言えそうです。関心が拡散する。
たとえば全体的にフラットで、海溝などの無い海を想像すればいいかもしれません。どこの深さも10mほどしかない、しかし、とてつもなく広い海であればそこに価値があると思います。
人生の時間は有限です。その中で特定の分野を深く掘り下げるのもいいでしょう。広く浅く関心のままに広げていくのもいいと思います。
ウォーホル師匠の教えを自分なりに解釈した結果が今の自分と言えそうです。これもまた趣味。
すべては表面にある。
たとえば絵画でも遠近法などを使っていないフラットな絵が好きな傾向があるようです。ウォーホルを初めとする現代アートその他。
テーマが無い、という悩みも同じことかもしれません。
その場その時で色々考えるのですが、専門になるようなテーマがありません。そのためにアカデミックなキャリアは難しかったようです。ここでもアマチュアなんですよね。
よくよく考えるとブログはもう何年も続いています。調べてみたらはてなダイアリーを始めたのは2006年4月11日のようでした。もう9年になりますね。30代はずっとブログを書いていたことになります。無理なく続けることができているということは、ブログという形式が自分と相性がいいということでしょう。ブログが趣味と言っていいかもしれません。
くだらないと思っていた仕事をなんとか続けることができたのも、ブログがあったお陰のような気がします。ブログで抜くことができた。
このブログから、単行本の執筆やfmjでの出会いにも繋がりました。これはインターネットが無い時代には想像もできなかった私の広がりです。
フラットに浅く広がる関心をすべて注ぎ込むことができるのもブログの魅力ですね。何でもあり。個人のブログでジャンルとか気にしなくていい。
その他これといった趣味が無い私はこれからもぼちぼちとフラットにブログを書き続けることだろうと思います。
趣味はブログです。