読書家Kくんととけいのはなし

4歳のKくんは、いつもラジオ体操の歌で目を覚まします。両親の体操を一通り眺めてから(なぜか自分は体操をしたがりません)、おもむろに枕元にある絵本を広げて読んでいます。
夜は「よんでー」とせがみますが、朝は一人で黙読していることが多いです。しかし、そこに目を覚ましたNちゃんがハイハイで近づくとぎゃーぎゃー騒ぎます。そこで僕はNちゃんを抱えて、弁当の準備をしている妻の元へNちゃんを引き離します。Kくんはまた読書に戻ります。
Nちゃんは、ハイハイせずに立つかと思いましたが、あっさりできるようになっています。
Kくんは、また僕がテキトーに作った「とけいのはなし」がお気に入りで夜中に目を覚ますと布団に入ってきて「とけいのはなししてー」と言います。しかし、二人とも眠たいので、いつも「むかしむかしあるところに、時計を作っているおじいさんとその時計を売っているおばあさんがいました、、、」あたりで眠ってしまいます。