断言する医者、しゃべらない医者

なぜ多くの医者が患者に対して説明不足なのかわかった気がする - シリアルポップな日々に対して、コメントいただきました。

つまり,医者にとっては「プライド」というよりも,「保身」のための技術として,断言を避けるという話し方になるのではないかと思います。

なるほど「保身」のための技術ですか、そうですね、断言するには覚悟が必要なのでしょう。
しかし、断言せずとも「自信がありません」とか「断言できません」ということはできるんじゃないかと思います。そんな医者は少ないように感じます。
つまり、弱さをさらけ出すことをプライドが邪魔してるんじゃないかと私には思えたわけです。
あえて、つまらんプライドが邪魔してんじゃないの?、と挑発することで医者にもっと率直に語ってもらうことを期待しているのです。しかし、医者が率直に、わかりません、とか、絶対治るとは言い切れません、など言い出した時に、患者側は果たしてそれで満足するのか、という問題もあります。
嘘でもいいから医者には毅然としていてもらいたい、と思う、つまり責任をもってほしいという患者が大多数でしょう。リスクが高いが完治の可能性は高い手術とリスクは低いが長期間に渡る通院が必要な治療という二つの選択肢を提示され、それを選択するということを引き受けたがらない患者は多いだろうと。