男には、「なんとしても女の子と和合したい、できれば今すぐにでも、組んずほぐれつしたいのだ!」と、自分でも抑制が利かなくなるタイミングというものが存在する。どうにも辛抱たまらんという時期が、周期的にやってくるのである。そりゃ一年中そうじゃないの、って輩もいるだろう。でもまあ、たいていの男の場合、比較的落ち着いている期間というのもあって、そういった時であれば、自部屋でひとり、翠玉茶を飲みながらジョルジョ・アガンベンをゆっくり読む、なんてクールなこともできる。素敵。だって発情してないんだもの。しかし、いったん辛抱たまらなくなると、もうアガンベンのことなどすっかりどうでもよくなり、頭の中は、ほぼ勝敗が決定したモノポリーみたいに、淫猥な妄想で独占され、ああ和合してえ、ってそればっかり、ふとそんな自分に気がつき、はっ、俺ってやつはどこまでトンチンカンにできてるんだ?
2007-05-22 - 空中キャンプ
と情けなくなってくる。
なんだか素直で好感もてます。身も蓋も無い言い方ですが、「和合」ってなんだか笑えます。
独身者の自由。21世紀のボードレール。