ハーバーマスとマネジメントと医療

大澤真幸さんの『社会学史』を読んでいて、ハーバーマスがマネジメントあるいは経営に活用できる気がした。
具体的には、道具的行為とコミュニケーション的行為。
おそらく職場において管理職としてマネジメントを実践するにあたって、経済的効率性からは外れる後者、コミュニケーション的行為の重要性を意識したい。
医療現場においては、おそらく看護においてコミュニケーション的行為が重視される。
もちろん医者の診療行為においても、コミュニケーション的行為を実践できればベターだが、現実的に医者には時間が無い。
2024年度からの医師の働き方改革を見よ。
医師の時間的コストは高い。
よって、先日の発熱外来を受診した時のように、患者からのヒアリングは看護師が実践している病院もある。
その方が効率的なのだ。
当たり前だが、コミュニケーション的行為が重要だからって、すべてをコミュニケーション的行為に充てるわけにもいかない。
大事なのはバランスだ。
医師には病気を治療する方向で道具的行為に集中してもらうといい。
そして、看護師がコミュニケーション的行為を担う。
機能分化と言ってもいい。
もちろんチーム医療のチームというレベルでは、医師と看護師の間のコミュニケーション的行為が重要となる。
それらはレベルの違いなのだ。

敷地内薬局って何で駄目なのか?個人的見解

ここで疑問に思っているのは、医薬分離とか言われる敷地内薬局に対する、主に薬剤師側からの批判だが、これを私はまったく理解できない。
なぜ薬剤師は、看護師のように医師と協力することを拒否するのだろうか?
なぜ分離しないといけない?
ロジックは聞くが、それって薬剤師がプロフェッショナルであれば、敷地内にあっても医師に意見できるんじゃないの?
ただの甘えじゃないのか?
薬剤師養成にも6年かかり、国費も投入されている国家資格だろうに。

思考中でも投稿しておく

この記述は思考中であり、特に敷地内薬局については、様々な意見もあるだろうから、後日、意見が変化するかもしれない。
しかし、このまま投稿しておく。
ブログに書く、そして、更新することで思考を深めていく。
そういうブログの使い方があってもいいのではないか。
そもそも冒頭のハーバーマスをまともに読んでいないので、そこから始めないといけない。
しかし、今はラカン本がおもしろい。
時間が足りない。
それもあって断片的思考でも投稿して形にしておくことで、後日、記事を拠点に思考をつなぐことができる。
そんなことを考えている。
そういえばマックス・ヴェーバー夏目漱石も放置している。