「高原社会」ではサラリーマンよりユーチューバーの数の方が多くなるかもしれない

「高原社会」は山口周さんの言葉である。
世界は物質的な繁栄をほぼ達成した。
人々の幸福度は高止まりしている。
それは「停滞」ではなく「祝祭の高原」だろうと。
その「高原社会」でどのように生きるか。
もはや経済成長再びは通用しないのではないか。
経済成長は、その役割を終えたのではないか。
将棋の羽生善治九段は、AIの発達などで将来、生活のはたらく必要が無くなった時に、将棋など暇つぶしが必要になる、という意味のことを言っていた気がする。
羽生さんは、AI の世界で、人間はどのように余暇を過ごすのか?に関心を持っているらしい。
未読だが、おそらく NHKスペシャルを元にした『人工知能の核心』という本を読むと書いてあるらしい。
羽生さんのような頭脳は、未来を見ている。
YouTubeも高原社会における有用な暇つぶしの手段の一つである。
ベーシックインカムによって生活の底を支えられた多くの若者がユーチューバーになるだろう。
ブラック企業は消えて無くなる。
農業、医療その他、生命や医療に関わるエッセンシャルワーカーは残るだろう。
エッセンシャルワーカーは給与が高くなる。
しかし、それほどたくさんの労働力を必要としないので、それらは人気職業となり、一部のエリートのものとなる。
そんなにガツガツ稼がなくていいと思えば、ベーシックインカムで生活しつつ、ゲーム実況やったり、趣味に生きればいいのだ。
サラリーマンよりユーチューバーの方が多くなる未来。
そういう社会が来ることを期待している。