モチベーションに頼らず勉強できる人は受験に強い

Studying

塾に通っている長男の成績が上がりません。国語と算数がいまいちなので致命的です。なかなか難しい年頃になり、勉強部屋にこもっていますが、おそらく国語と算数はほとんど勉強していない感じです。好きな社会ばかりやっているみたいですね。それじゃあいくら勉強しても成績は上がらないでしょう。
さて、どうするか。

話は変わって、私は高校時代、進学校に通っていました。そこには本当に頭の良い同級生がゴロゴロいて、傍目には楽々と現役で東京大学京都大学などに受かって行きました。
これは私の仮説ですが、頭の良い同級生たちはおそらくモチベーションややる気に頼ってはいませんでした。勝手な想像ですが、彼らは受験勉強をするのに努力は必要無いのです。例えば、家に帰って夕食を食べます。ごちそうさまと言うと自分の部屋に戻って、机に座ると何も考えずに問題集とノートを開きます。そうして前回の続きから淡々と問題を解いていくでしょう。もしわからない問題があれば、5分ほど考えて、それでもわからなければあっさり回答を見て、参考書などで復習すると。その間、モチベーションややる気といったエネルギーはほとんど使わずにフラットに受験勉強しているわけです。そして、結果、淡々とコツコツ勉強して東大に合格していくわけです。
こういうことができる人は本当に強い。これも勝手な想像ですが、将棋の羽生善治さんや野球のイチローさんもこのタイプだと思います。
こういった能力って最近流行りのグリットだと思いますが、イメージほど汗臭い概念では無い気がします。
この話を妻にしたら、妻は『エスパー魔美』の高畑くんを思い出したらしいです。

さて、長男がこのタイプであれば何の問題も無いのですが。父親に似てそうではないので、何かしら働きかけが必要ですね。上のようなことを私も高校生の時に理解していれば、淡々と勉強する習慣を身につけることで、大学浪人を2年間もする必要は無かったかもしれません。父親の失敗事例を活かして子どもには伝えたいところです。