ポメラというのは、キーボード型のテキスト端末である。
キングジムという文房具メーカーが開発したワープロ専用端末である。
余計な機能が無いので、言葉を書くのに集中できて有用だ。
余計な電力も消費しないので、電池も長持ちする。
ノートパソコンに比べて圧倒的に軽くて持ち運びが楽だ。
起動もザクの3倍速い。
そのポメラDM200を図書館へ持ち出す。
図書館へは、本を借りたり返したりするために行くのだが、その際、ポメラDM200を一緒に持って行くのが習慣となっている。
本を借りたりした後、ロビーのオープンスペースのテーブルでポメラDM200を広げてしばらく書く。
これは、有効な週次レビューの時間となる。
週次レビューとは、一時期流行したGTDというタスク管理手法における一つのプロセスである。
週に1回程度、集中的にシステムで管理しているタスクや頭の中にある気になることを整理する作業のことである。
これをまとまった時間に集中してやると、頭がすっきりする。
その週次レビューをポメラDM200でやろうというのだ。
ポメラDM200のファイルは本体メモリとSDカードのいずれかに保存している。
マイルールとして、完了していないテキストファイルは本体メモリに保存、ブログに投稿するためにEvernoteに送ったファイルなどはSDカードにアーカイブする、ということにしている。
そこで週次レビューでは、本体メモリに残っているファイルを見直して、メモを追加するなりしていく作業を行う。
本体メモリに残っているファイルは、ブログの下書きを除くと、自分にとって長期的に考え、試行錯誤している課題やプロジェクトが多い。
継続案件ということだ。
それらを開いて、読み返して、何か新しいことを追加していく。
更新したフレッシュなメモは一番上に来るので、更新しないメモは下へ埋もれていく。
それほど重要ではなくなったメモは、SDカードへ移せばいい。
情報の漏れやダブりは気にしていない。
ポメラDM200には依存していないからだ。
重要な情報は、Evernoteにまとめている。
ポメラDM200はあくまで深く思考するための端末という位置付けだ。
キーボードで思考すると、手書きより速く思考できる。
頭のスピードに少しでも近づくにはキーボードの方がいい。
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