考えろ、どうすれば勝てるか考えるんだ

「考えろ、どうすれば勝てるか考えるんだ」は、大河ドラマ真田丸』で毛利勝永が言った台詞だ。
もっとも印象に残っていて、今でも岡本健一さんの芝居と共に時々思い出す。
仕事だろうが、子育てだろうが、とにかく考えるしかない。
そういう覚悟を自分に言い聞かせる言葉だ。
しかし、考える方向性を間違えないようにしないといけない。
仕事であるのは、難しい上司を説得することを考えてしまうこと。
そんなことは仕事の本質ではない。
上司が間違っている可能性もあるのだ。
重要なのは何が本質なのか、と考えたうえで、さらに考えることだ。
この言葉が似合うのは『進撃の巨人』では、ハンジやアルミンだ。

一方で「考えるな、感じろ」というブルース・リーの映画での有名な言葉もある。
こちらも真実だと思う。
両立としては、まずは徹底的に考えることだと思う。
考え抜いた上での感じろ、ということではないか。
テニスプレーヤーは徹底的に考えるが、プレー中は考えながらプレーしない。
考えた結果、感覚でプレーするのではないか。
そういったイメージを持っている。

ちょうど映画『オデッセイ』を見た。
火星に一人取り残された男も、考えるしかない、ということを言っていた。
シンプルだよね。
諦めて、死ぬまでは考え続けるしかない。
これは別に極限状況に陥るまでもなく、日常でも同じことだ。
日々、考えろ。

火星の人

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