竹川美奈子さんの『個人型確定拠出年金iDeCo活用入門』を読んだよ〜三冊目の教科書

竹川美奈子さんの確定拠出年金についての本『個人型確定拠出年金iDeCo活用入門』を読んだ。すでに山崎元さん、大江英樹さんの確定拠出年金本を読んでいるので、これで三冊目。
個人的には、この三冊を読めば確定拠出年金については十分だと思う。
山崎元さんには独特の山崎節のようなものがあり、もしかしたら読者を選ぶかもしれない。自分は長年、山崎さんの本を読んでいるのですんなり入ってくる。だから、本当に初心者であれば大江さんか、この竹川さんの本がいいかも。
そういえば山崎さん自身が、大江さんと竹川さんをライバルとして挙げていた。

Twitter竹川美奈子さん本人から、よかったら感想をお聞かせくださいとリプライもらったので、それに答えるべくブログを書いている。

勉強としてノートを取りながら読んだ。ノートにしておけば後から読み返した時にある程度思い出すことができる。読み返すより効率的。

DCには期待リターンが高いものを充てるとよい、というのは山崎本、大江本と同じ。
となると、自分の場合、DC上限額が低いので、資産全体で考えるとすべて先進国株式のインデックスファンドで良い。
具体的には、運営管理機関をSBI証券にして、ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス(信託報酬0.2268%/年)一本を拠出していく予定。

具体的な価値判断は、竹川本の方が山崎本より抑制的で網羅的だと感じた。山崎さんは、結論を率直に書いてしまう傾向がある。たとえば竹川さんは元本確保型も直接的には否定していない。よって、山崎本よりはより初心者向け、教科書的だと思う。書名としては山崎本の方が「教科書」とうたっているが。

DCの掛金は所得控除できる。「小規模企業共済等掛金控除」という枠になるらしい。給与天引きにしていれば、自分での記載は不要かな?それは来年末の年末調整の話。

我が家の場合、主婦(第3号被保険者)である妻も個人型DCに加入できるが、拠出時の税制メリットが無いので、無理しなくていいかなと。本人に理解させるのが難しそう。こういう金融商品については、本人に勉強する意思が無いと理解は難しい。

DCは受け取り時に課税されるので給付をどのように受け取るかには工夫が必要。しかし、それは「ねんきん定期便」で「老齢年金の見込額」が記載されてくる50歳以上になってから考えればいいと思う。

年1回は、自分の資産全体をモニタリングすること、というのは実践している。年末から年始にかけての正月休みに金融資産のチェックをしている。
今年は長男が中学受験で塾に通ったが、貯金が難しかった。これから長男が高校入学して、次男が大学卒業するまでは貯金が減ったり、金融資産を取り崩したりしてやっていく必要がありそうだ。
DCはもちろんNISAや預金も含めて考えている。

感想というよりは、自分の勉強のためのノートからの抜粋みたいになったが、まあいいかと思う。まだまだ勉強中である。

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