『エッセンシャル思考』は確かに素晴らしいのだけれど少し困るところがある

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photo by Penguin & Fish

『エッセンシャル思考』は評価通りの本だった。その主張に全面的に同意する。しかし、自分の場合、一つ困ったことがある。
「絶対にやりたい」ことをやれと言う。それ以外はやらなくていい。シンプルな原則。しかし、私には「絶対にやりたい」と思うことが無い。
オフィス@スタバという習慣がある。一人でスターバックスコーヒーに行って、MacBook Airや手帳を使って色々考えたり、文章を書いたりする習慣である。しかし、最近それをやっていない。それは「絶対にやりたい」わけではないからだ。スタバに行くのも面倒くさい、お金もかかる。そういうことだ。それは心から望んでいない。だから、最近は自宅でMacBook Airで文章を書いている。二階建ての借家に引越しして以来、意外と一人のスペースは確保できている。それで十分だ。

私が「絶対にやりたい」ことは一つだけある。しかし、それは相手があって成立する行為なのでいつでもできるわけではない。

『エッセンシャル思考』ではレバレッジメモは作らなかった。エッセンシャル思考は、覚えても意味が無い。身に付けないといけない。身に付いていないと感じたら、本自体を読み返せばいい。レバレッジメモは不要。
というわけで再読する。

おそらく風邪をひいた。喉がイガイガする。副鼻腔が疼く。そうなると自然とエッセンシャル思考になる。病者の光学。余計なことができなくなるのが病気のいいところではある。生活がシンプルにならざるを得ない。
微熱あり。金曜日は残業せずに仕事を放り出して帰った。土曜日は寝ておこうと思ったが、子どもたちを書道や将棋や幼稚園に送って行く仕事があった。

「絶対にやりたい」ことが無いというのは本当に困る。
たとえば「90点ルール」というのがあった。自分は長年はいているジャージをそろそろ買い替えたいと思っている。しかし、90点ルールを適用するとなかなか買い替えることができなくなってしまう。どうしても必要となれば、とりあえずユニクロ辺りで買っておく手はある。そういう意味で、エッセンシャル思考にとっても、ユニクロ無印良品は便利。90点のモノを見つけるまでの繋ぎになる。

今の仕事は「絶対にやりたい」ものではない。しかし、100パーセントでやっている。それは「絶対に守りたい」もののためだ。仕事がオモロイ、という感覚にもう少しで手が届きそうな感覚はある。そのためにもエッセンシャル思考を仕事にも取り入れようと思う。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

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