ピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン』を読んだよ。
なるほど確かに一般的なビジネス書とは趣きが違います。
そこで他の本を並行して読むのを止めてみました。これ1冊を読むのに集中する。読んで、そして考える。本の内容に沿わなくていいから自分で考えて、考えたことをノートに書いて、ブログに書いて、実践する。そういう読書をしようと感じました。そこにしか、ゼロ・トゥ・ワンは生まれない気がします。
独占は善ではないか?
「邪悪になるな」Googleの例を挙げています。倫理について考える余裕がある企業。独占企業は金儲け以外のことも考えることができる。なるほど。
そして、独占は進歩の原動力となる。
競争は善というのは、一種のイデオロギーなんですね。絶対的な価値ではない。
たとえば仕事においては競争しないと妬みから自由でいられます。社内、同僚間での妬みや競争は本当に無駄だと思います。嫉妬心に基づく競争で成果を上げてもそれは心を削る結果になる気がします。特に男の嫉妬ほど厄介なものはありません。
恋愛においても、恋人になって独占できるからこそ、愛について考える余裕ができるのかもしれないと思いました。結婚という制度は、競争を制限する機能がある気がしました。
誰もが営業を行なっている。
たとえばスティーブ・ジョブズはその存在そのものがアップルの営業でしたよね。
自分がFacebookやTwitterで投稿していることも営業です。そういえばブログも営業であり、その売り込みから単行本執筆も生まれたわけです。かっこつければブランディングという言葉がまさしく営業です。
リンクトインLinkedIn
ある人からリクエストがあったことをきっかけにアカウントを作ってみた。本書では「ビジネスに特化したSNS」とある。本書の作者も投資しているらしい。
いまいち使い方がよくわかっていません。
シンプルなメッセージ
本書にシンプルなメッセージは一つだろう。
- 自分の頭で考えろ
すべてがそこにあると思います。もちろん読んだ本、出会った人の影響は避けられません。それらを受け入れたうえで、自分の頭で考えるしか、未来は無いと思います。
- 作者: ピーター・ティール,ブレイク・マスターズ,瀧本哲史,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 単行本
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- 作者: ピーター・ティール,ブレイク・マスターズ
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: Kindle版
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