竹内均先生の本もライフハックだった

先日、帰省した折、実家で自分の私物を整理しました。その時に出てきたのが竹内均『勉強術・仕事術 私の方法』です。パラパラめくると所々赤線が引いてあります。読み込んでいます。浪人していた頃に読んだようです。昔からこういう本が好きだったみたいですね。
読み返してみると、ライフハック本でした。というか、既に基本的な考え方はすべて書かれている気がしました。後は現代のスマホやインターネットのテクノロジーを活用するだけ。そういう見方をすれば、ライフハック本はほとんど不要になりそうです。

ちょうど先日、読んでいた梅原猛さんについて言及があったのも、シンクロニシティでおもしろい。『古事記』を書いたのは、藤原不比等だという説など。
他にも、先日、本について記事に書いた本多静六さんなど、とにかく様々な先人たちの言葉への言及や引用が豊富に散りばめられています。一見すると、竹内均さんのオリジナルな思想はまったく無いようで、トータルでやはり竹内均さんのライフハックといった本になっています。

  • 15分単位を一つのユニットとした時間術
  • 情報整理はなるべく単純にした方がいい

など、GoogleEvernoteの時代にも通じるライフハックが散見できます。
受験生の時にお世話になった和田秀樹さんなど、昔から書いている人の本があれば、多くのライフハック本は、必要ないんじゃないか、と思った次第です。他には本多静六さんなども。

和田秀樹さんは私にとって最初のライフハッカーかもしれない〜『受験勉強は役に立つ』を読了 - シリアルポップな日々:serialpop days


本多静六『私の生活流儀』を読んだよ〜夏目漱石とほぼ同じ歳のおじいさんのまっとうな流儀に驚いた - シリアルポップな日々:serialpop days

この竹内均さんの本は、ブックオフに売らずに自宅に置いて、時々読み返そうと思います。