参ります。吉越浩一郎さんのような実績のある方がこういう本を書かれると、もう私などの出番はありません。せいぜい吉越さんがiPhoneで私がAndroidの違いしかない。実績は段違い。
スマホを活用できるかどうかは、年齢なんか関係ないとわかります。要するにやるかやらないか。好奇心などの違いです。
iPhoneとMac中心の話ですが、Androidスマホユーザーでも参考になります。今や両者の差異はほとんど無くて、共通するアプリも多いので読み替えればいいだけのことです。しかし、どうもiPhoneのユーザーはAndroidの本を読んでくれない感じがします。
レバレッジメモ
デッドラインに対する吉越さんのこだわり
「すべての仕事に『締め切り』をつけて、片っ端から全速力で片付けろ」
→すべての仕事はやる時間を決めて、手帳に記入してしまうこと
GmailやGoogleカレンダー、Dropbox、Evernoteなどは基本的に無料。このぐらいのサービスは使ってみる「べき」だと思う。
ぐずぐず考えているヒマがあったら、試してみるといい。
迷っているヒマがあれば、とりあえず使ってみる。
「川に飛び込んでから考えろ」
→同窓会の返事は「出席」と答えてから、どうしようか考えればいい
→「とりあえず僕とデートしてみてから、考えたらいい」
整理や管理そのものに時間がかかるようなものは本末転倒で長続きしない
→自分にとってシンプルで簡単で楽な方法
Evernote
1冊のノートブックしか作らず、その中にすべてを投げ込み、キーワード検索で探す、というやり方もある
なかなかスマートかもしれない
→整理しない整理術
準備が必要な案件については、「デッドライン」はさらにブレイクダウンされて、それぞれに「締め切り日」をつけていくことが必要
→GTDと同じ考え方、タスクの分割
私たちは、いわゆる「長期計画」を立てない(アレックス・パチコフ)
ビジネスとプライベートは密接にからんでいる(アレックス)
→ワークライフバランスといっても、仕事とプライベートを厳密に分けることではない
「社員としての誰か」「夫としての誰か」ではなくて、両方を含んだ「その人個人」(アレックス)
日本では、最終締切だけが「デッドライン」と考えている人が多い
→周りを見ても、最終締切から逆算して計画を立てる人が少ない
「定時」というのは毎日のデッドライン
実はデッドラインが必要なのは、緊急ではない仕事
→一番いいのは、佐々木かをりさんの教え通りにタスクは時間を決めてカレンダーに入力してしまうことだろう
社内システムを自前で作った
→無印良品の良品計画も確かそうしている
クラウドへ移行
会社はお友達のグループじゃないから「仲良く」する必要はない
→私は休日は家族のための時間なので、職場のレクリエーションには一切参加しません
上司にされたことと同じことを部下にしてしまう傾向がある。
→部活動の体罰なんかもそうやって継承されていく
部下をやたらに飲みに誘う上司で仕事ができる人間はいない
できる上司は部下を「子分」にしたりはしない
部長に「1ヶ月の業務内容を報告するだけの会議」のために、何人もの社員が、資料作りに取り組み、準備会議を開催し、本番が終わったら打ち上げ飲み会をやっている会社の将来は暗い
→最近基準にしているのは、その仕事が「社会的価値」を生み出しているかどうか
→あるいは少なくとも顧客のためになるかどうか
→そうではない仕事は遠慮なく手を抜いていいと思います
社内会議にパワポ(パワーポイント)で立派な資料を作っても意味が無い
報告書
- 何の報告か
- 結果
企画書
- 問題点は何か
- 解決案=いつまでに何をするか
いずれも、その2点だけ記載されていればいい
A4一枚で十分
日本の企業は分厚い報告書を評価しがち
→役所もね
問題点を見えなくするためにわざと分厚い資料を作ることはあるかもしれない
決定したくない、責任をとりたくないから、みんなを集めて意見を聞く
「ワイワイガヤガヤ」でいつまでも続く打ち合わせ
「責任の所在」が失われる
金曜日の夕方にメールを出して「月曜日の朝一までに検討のうえ、返信ください」という非常識
→金曜日の夕方に電話してきて問題を投げる人は結構いるよね
→要するに週末、気楽に過ごしたいから
仕事をこなすために、もっとも必要なのが「睡眠」
とにかく8時間、最低でも7時間半寝るべき
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