水村美苗の新聞記事に影響されて日本語の文体と英語について考えてみる

読売新聞11月7日朝刊の記事で水村美苗さんが、日本語の未来について憂える評論本を刊行したという。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

記事は切り抜いてクリアポケットに入れた。

僕は、本棚から「私小説 from left to right」を引っ張り出した。
私小説 from left to right (新潮文庫)

私小説 from left to right (新潮文庫)

読み始めた。
英会話のフレーズを増やすにもいいかと思った。
参照↓
英語というか英会話ができようになりたいと思った - シリアルポップな日々

↓で、水村美苗の冒頭評論について言及された、こんなのをみつけた。
水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
↓こんなのも。
404 Blog Not Found:今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき
ちょっと知的な男どもは水村美苗をべた褒めする、ってフェミニスト系の女性の方が、柄谷行人水村美苗との対談で彼女をべた褒めしていることを皮肉っていたのを思い出した。

とくに、パソコンを使った、相手の繊細な息づかいや、微妙な表情の変化まで伝わるような、
超高性能テレビ電話があと10年もすれば、普及する。
インターネット回線が太くなり、マイクとモニターの性能がどんどん上がっていくからだ。
これにより、日本のほとんどの企業は、オンライン越しに英語圏の知識労働者をプロジェクトに
組み込むことがますます当たり前になっていく。
そうなると、日本においても、彼らとコラボするために、ますます英語の会議が増えていく。
一部の知的エリートだけがバイリンガルであればいい時代の終焉は、
もう、すぐそこまで迫っているのである。

英語の圧倒的一人勝ちで、日本語圏には三流以下しか残らなくなるが、人々の生が輝ければそれでいい - 分裂勘違い君劇場

ふと僕が思ったのは、「超高性能テレビ電話」が普及するのと並行して、自動翻訳技術も進歩するんじゃないかということ。
日本語で話せばそれが英語に自動翻訳されてテレビ電話の向こうに伝わる。
当然、相手が話した英語(もしくはその他の言語)は自動で日本語に翻訳されてこちらへ伝わる。
日本語で書いたブログが自動的に英語にも翻訳される(はてなあたりで作ってくれないだろうか。)。
そういう可能性もあるんじゃないか。
そうなるとネイティブじゃない言語を苦労して取得するのと、自国の言語について造詣を深めるのとどちらでもよくなるんじゃないか。

まあ、こっから先は水村美苗の本を読んでから書こうと思う。
書かないかもしれないけど。
その前に読まないかもしれないけど。