先日、ZenFone 2 LaserにSDカードを入れたが、アプリが移動できなかった、と書いた。
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ふと、じゃあSDカードに音楽を入れればいいんじゃない、と思いついた。
自分は音楽はiPod nanoで聴くようにしていた。
スマホと音楽プレーヤーは分ける主義だったのだ。
でも、スマホに音楽が入っていれば、通勤時など、わざわざ別に音楽プレーヤー持ち歩かなくてもいいよね、と思った。
さて、MacBook AirのiTunesで管理している音楽データをどうやってスマホのSDカード(64GB)に入れるか。
スマホの電源をオフにした。
カバーを外して、microSDカードを抜いた。
そのmicroSDカードをアダプターにセットして、MacBook Airに差した。
認識されたSDカードフォルダに、iTunesフォルダをそのままコピーした。
20分弱ぐらいかかって音楽データをコピーされた。
そのmicroSDカードをスマホに差し直す。
電源オン。
ZenFone 2 Laserの音楽アプリを起動。
音楽を認識しない。
そこでファイルマネージャーから音源そのものをクリックして再生してみた。
すると他の音源も含めてすべて音楽アプリで認識できた。
これで2615曲すべてスマホで聴くことができるようになった。
オーケー。
通勤中にふと音楽を聴きたい時に聴くことができる。
電車の中では聴かない。
かなり音を大きくしないと聴こえないからだ。
昼休みにも、曲を聴いてリラックスできる。
SDカードに入れているので、スマホの移行も簡単だ。
問題は、iPod nanoのようにiTunesと同期はできないので、新しい音源をiTunesに入れた時は、そのファイルのみまたコピーしないといけないことだ。
手帳やノートで人生が変わるかどうか結局わからない
手帳やノートで人生変わるの?
という主旨のブログを読んだ。
これって検証不可能だよね。
つまり、手帳やノートを使って成功した人が本を書いたりするんだけれど、もしその人が手帳やノートを使わなかったら、ということを試すことはできないからだ。
結局、その人が成功したのは、手帳やノートを使ったからなのか、運が良かったからなのか、何か別の才能や実力があったからなのか、要するにわからないのである。
その辺りの感覚は、映画『スター・ウォーズ』の成功についてキャス・R・サンスティーン『スター・ウォーズによると世界は』にも書かれている。
スター・ウォーズがなぜ成功したのかも、実はよくわからないのである。
思うに、自分は手帳にあれこれ書くのが好きで楽しいから書いていて、そのための今ベストの手帳がほぼ日手帳weeksというだけだ。
成功するかどうかは、わからない。
みんなに当てはまる方法もたぶん、ない。
手帳やノートの使い方やメモのとり方など、各自でスタイルを作るしかないんだよね。
だから、手帳術のような本は、一つの方法として参考にはなると思う。
そして、自分の方法を絶対視して、他人を方法を否定する必要もない、ということもわかるだろう。
要するに、手帳やノートごとき、好き勝手やればいいのだ。
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分散思考~森博嗣『集中力はいらない』
森博嗣さんの『集中力はいらない』を読んだ。
要するに、自分のスタイルは自分で作らないといけない、ということだな。
読んでいて、中学生長男に読ませたいと思った。
本書は、受験勉強のやり方にも通じる。
一般に、受験勉強も集中しろ、と言われるが、それに合わない子どももいる。
自分には集中力が欠けているから、受験は駄目だ、という呪いをかけられている。
そういう子どもにとっては、森さんの方法は参考になるのではないか。
教師は善意で生徒に呪いをかけることがある。
本書は、その呪いに対する解毒剤になり得る。
こういった本はどんどん買い与えよう。
息子が仮に読まなくても、自分で再読するから無駄にはならない。
また、財務省的な「選択と集中」批判にも本書は使えるかもしれない。
そういう使い方は、森さんの本意ではないかもしれないが、使えるものは何でも使えばいい。
財務省は、国立大学法人運営費交付金のすべてを評価対象にして競争的な予算にしようとしている。
一方、基礎研究においても重要なのは「分散」である。
要するに、予算はばらまいた方がいい。
これは「選択と集中」は真逆の戦略であり、財務省的な発想では科学技術立国はおぼつかない。
そんなこともわからない財務省の官僚は、やっぱり所詮文系秀才集団なのだ。
まったく財務省が国を滅ぼすよ。
いや、この辺りの議論は、アベガー的に荒いのはわかっている。
もっと丁寧に財務省批判してくれる人がいればいい。
成功は、集中ではなく、分散の結果(p140)という箇所は、クリック・モーメントに接続した。
無数の小さな賭けの結果、たまたま(偶然)成功したのである。
この無数の小さな賭けこそが、まさしく分散だろう。
研究者としても、複数の問題を抱えているのが普通だと森さんも書いている(p141)。
ノーベル賞を受賞した本庶佑さんの研究もメインは「抗体のクラススイッチ」であり、PD-1は言わばサイドビジネスのようなものだったらしい。
プランBと言ってもいいかな。
ジョン・マリンズ+ランディ・コミサーの本を読んだのは、4~5年前なので記憶は薄いのだが、プランBが大きく成長して利益をあげることはビジネスの世界でも珍しくない、という話だったと思う。
財務省が推奨する「選択と集中」だと、このプランBを無駄として切り捨て、プランAに集中するので、成果が出なかった時のダメージが大きい。
成果が出ないと財務省はすぐに国立大学のせいにするのだが、そもそも「選択と集中」戦略が間違っているのではないか、という自己分析が欠けているのでどうしようもない。
戦時中の旧日本軍と同じである。
やっぱり財務省が日本を滅ぼすような気がしてきた。
投資だって、リスクを分散させることが重要だ。
この点、マンガーなどは集中すべきと主張している。
ただ、集中といっても、一つではない。
インデックスファンドでは、飛び抜けて勝つことはできない、と言っているだけだ。
バークシャーハサウェイだって、独自に分散投資している。
自分のブログを顧みても、まったくの分散思考の産物だとわかる。
そして、色んな思考が接続する。
接続読書なんかも、分散思考的だね。
しばらくは「分散思考」をキーワードにして、色々考えると思う。
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サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』~ガーデンズ文学カフェ
サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読んだよ。
たぶん3回目かな。
最初はたぶん十代後半の頃、野崎孝訳の『ライ麦畑でつかまえて』かな。
次は、村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が出た2003年頃。
そして、今回。
今回は、ガーデンズ文学カフェという読書会イベントに参加するのをきっかけに、ペーパーバック版(新書サイズ)を買って読んだ。
おもしろかった。
ただ、十代に読んだ時ほどの熱狂は無かった。
十代に読んだ時に、実際、熱狂したかどうか、記憶は無い。
自分が気になったのは、ホールデンが狂っているかどうか、という点。
療養も、精神病院なのではないか。
そうなると、この作品の語り自体、信用できるのか。
まあ、ガーデンズ文学カフェでその話題になるかどうか、だな。
と思っていたら、いきなりその点の話題になった。
結論としては、ホールデンは精神病院にいる可能性が高いだろう、という読みになった。
ただ、サリンジャーはその点を明確に書いていない。
おそらく戦略的に曖昧な書き方をしているのではないか、ということだった。
さて、おそらく十代で読んで熱狂するような読者は、そんなことどうでもいいだろう。
そういう熱量は、アカデミズムの先生からは聞かれなかった。
それは仕方のないことだが、残念。
読書会のようなイベントでは、場を凍り付かせるくらいの過剰な人がいてもおもしろいのだが。
もちろん、大学の研究者だって、きっかけは何かに対する熱狂だったはず。
そうでないと文学を仕事にするなんてギャンブルはできないだろう。
ガーデンズ文学カフェに参加したのは久しぶりだった。
ブログを確認すると前回は7年前だった。
こうやってまったく知らない人と話をする機会に積極的に出かけている感じはいい。
時々、コンフォートゾーンから抜け出した方がいいのだ。
そこにクリック・モーメントがあるかもしれない。
何か得ることを目的として参加するのではなく、ふらっと自分の体一つで参加する感じで。
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飲みながら仕事するのが楽しい
飲みながら仕事をするのが楽しい。
仕事といっても、自分なりの仕事だ。
徐々に酔っ払ってくるから、やり方は自由だ。
MacBook Airとインターネット、本、手帳、それらを駆使して情報を集めたり、考えたりする。
缶ビール350mlぐらいであれば、ちょうどいいのではないか。
思い出したのは鶴見済さんの『人格改造マニュアル』という本だ。
その中に、本当に飲みながら仕事をするアイデアがあった気がする。
もちろん実践はしていないが。
日曜日の夕方はまだ明るいうちからアルコールを摂取し始める。
Evernoteには仕事のノートもあって、それを眺めてアイデアも思いつく。
アルコールは適度な量であれば仕事にも役立つと思う。
適度な量を保つのが難しそうだが。
平日は、水で酔っ払うことができれば最高である。
その場合、酔っているというのは熱狂しているということである。
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休日は手ぶらで
「手ぶらかよ」
両手で自分の胸を押さえながら「いや、自分、そういう趣味は、、、」
「そっちの手ブラじゃねーよ」
というのは、確かサンドウィッチマン。
ここでの手ぶらも、手に何も持たずに、という意味だ。
休日に外出する時は、手ぶらで行こう。
これだけなら、ポケットに収まる。
シグノRT1は、ブラス万年筆でもいい。
さっとメモしたい時はシグノRT1。
心に余裕がある時はポケット万年筆。
いつも思い出すのは「情熱大陸」に出ていた栗山千明さん。
長財布をジーンズのポケットに突っ込んで手ぶらで買い物されていた姿がかっこよかった。
そのまま焼き鳥屋で一人飲み、というのも。
そういう人に私はなりたい。
手ぶらで外へ、というのは一つの理想のスタイルである。
生き方としてかっこいいではないか。
試しに街へ映画を見に行く時も手ぶらスタイルで行ってみようかな。
ラディカルな実験としては、スマホとWi-Fiルーターを持たない、というのもおもしろいかもしれない。
「自己のテクノロジー」的な試みだ。
これは最近読んでいるミシェル・フーコー。
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体調不良の時はシンプルにやる
薬のせいか、夕方ぐっすり眠った。
目が覚めてもぼーっとしている。
頭が回っていない感じ。
でも、森博嗣『集中力はいらない』を読むとちょうどいい。
少し気分は良い。
咳は出る。
ファイアーエムブレムでもやって、6時間経過したらまた薬を飲んで寝る。
トンカツサンドがもたれたせいか、食欲がない。
無ければ食べない。
レモネードも良かった。
体調不良の時は、シンプルにやろう。
解釈をしない。
頭を働かせない。
薬で頭がぼんやりする感覚は悪くない。
文字通りドラッグである。
ぼんやりとした時間を過ごせばいい。
自分の体の感覚に注意するのだ。
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