鹿児島市から桜島経由で大隅半島へドライブ日帰りプラン

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妻一人、子ども三人(小6、小3、幼稚園児)での鹿児島市から大隅半島へのドライブ日帰りプランです。
今回、GW初日にほぼノープランで出かけましたが、充実した一日になりましたので記録も兼ねてブログに残しておこうと思います。

朝8:30出発。
ドライブ必需品として、サングラス+目薬。

サングラスをかけると一日車を運転した後の疲れがまったく違うと感じています。
akizukid.hatenablog.com
手ぶらにしようと、スマホ+長財布を手持ちにしたが、扱いに困った。ショルダーバッグを持った方がいい。
モバイルWi-Fiルーターは大隅半島ではWiMAX2+がほとんど圏外で役に立たなかった。都市圏以外では使えない。

ルート

自宅→桜島フェリー→有村溶岩展望所→黒神埋没鳥居→道の駅たるみず湯っ足り館(昼食)→猿ヶ城渓谷(スルー)→荒平天神→神川大滝公園→垂水フェリー→自宅

車中は子どもたちがうるさい。次男をチャイルドシートにおとなしく乗せておくのも大変。

桜島フェリー

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30分程度で桜島フェリー乗り場に到着。料金は桜島側で支払う仕組みで道沿いに誘導されてフェリー内へ。子どもたちは甲板に上がった喜んでいる。うどんが有名だが、桜島フェリーは15分程度と時間が短く、すでにお店に数人待っていたので断念。子どもに15分でうどんを食べさせるのは難しい。桜島に到着。車はホンダ・フリード、妻+小学生2名で1,920円。

有村溶岩展望所

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ブラタモリ気分
桜島では有村溶岩展望所を目指した。建物の建て替えをしている。寂れた感じ。しかし、むき出しの溶岩に人間の営みは関係ない。ブラタモリ視線で歩くと楽しい。溶岩帯によって生えている植物が違うのを観察できたりする。目の前にそびえる桜島と噴火口。見ている時に噴火はしなかった。
階段が続くのでベビーカーは使えません。今回は次男三歳も歩いてくれたので助かった。
この場所にいる時に噴火したら、その迫力は凄いんだろうな。

黒神埋没鳥居

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鳥居が埋まっている。
次に黒神埋没鳥居を目指した。手前に駐車場があったが、その手書きの看板の文字に嫌な予感がした。よく見回すと、小さな看板に駐車料金100円と書いてある。すぐに撤収した。こんなところに停めると無用なトラブルに巻き込まれる。観光地では感覚を研ぎ澄ませて、自分が感じる違和感は重視した方がいい。今回は手書きの文字に「欲」を感じた。私有地なんだろう。黒神埋没鳥居の正面に普通に駐車場があったのでそこに停めた。

行き帰りに道沿いを一人で歩いている外国人男性がいました。一人旅でしょうか。

子どもたちも、お腹空いたと訴えるので次に道の駅たるみず湯っ足り館を目指した。

道の駅たるみず湯っ足り館

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漬け丼
公園があり、ベルがあります。カップルで鳴らすのが定番でしょうか。レストランで昼食を食べました。子ども二人は海鮮丼、大人二人は漬け丼と唐揚げ定食をシェア。次男があまり食べず。結局、長女が海鮮丼のご飯を残したせいで食べ過ぎました。いつも思うのは、旅行中の昼食では、子どもたちが残す可能性が高いので、自分は定食ではなく単品を注文すべきだってこと。今回も失敗しました。
食後には足湯。子ども三人は長い時間楽しんでいました。ビワのソフトクリームを食べました。子どもたちが時間をかけてソフトクリームを食べている間、車に戻って仮眠をとりました。

猿ヶ城渓谷

次に目指したのは、猿ヶ城渓谷。涼しそう。垂水市内から内陸部へ入り込んでいく。道の途中で男性に停められて、渓谷に行くにはこの駐車場に停めて、財宝のバスで送迎しますと言われた。財宝とは財宝温泉のこと。飲料水などを販売している業者。「財宝」ののぼりがたくさん立っている。嫌な予感がした。長男が渓谷に行きたかったと泣いて主張したが、断固として拒否して猿ヶ城渓谷は諦めることにした。
後日検索すると、この4月から猿ヶ城渓谷森の駅たるみずの運営を財宝が指定管理者として垂水市から請け負っているらしい。なるほど。しかし、財宝のバスに乗って渓谷に行くと、ペットボトルの飲料水を買わされるのではないか、そうしないと帰れないのではないか、という恐怖感が湧いてくる。最近は、飲料水系の業者には眉に唾をつけている。

荒平天神

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住んでいたら毎日通ってここで読書する。
ここからノープラン。海沿いを南へ走っていたら、海に突き出た岩場と赤い鳥居が見えて車を停めた。駐車場もあり。そこが荒平天神だった。
岩場に向かって砂浜が砂州のように伸びている。鳥居をくぐって岩場を上ると神社がある。かなり急な斜面の階段。カップルで来たい場所だが、ミニスカートの彼女は上らせたくない。そこをあえて上って欲しいところ。
近所に住んでいたら毎日通って読書したい場所。

神川大滝公園

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ノープランで来たけど、素晴らしい場所だった。遊具もあって子どもたち大満足。
かのやばら園はスルーして、「滝」という言葉に惹かれて神川大滝公園を目指した。
大きな崖の下の駐車場に停めて、子どもたちは遊具の方へ走った行った。崖の上に吊橋も見える。長男はどんどん遊歩道を上っていく。四人でついていくが次男が抱っことか言い出して死ぬ。限界までおんぶして下ろしたら後は歩いてくれて助かった。
遊歩道を歩くと下から見上げていた吊橋に出ます。かなり登りますので、歩かない子ども、すぐに抱っことかいう子ども連れは行かない方がいいです。死にます。
上から滝を見ることができます。端の一部は金網で真下が覗けますが、高所恐怖症だと心臓に悪いです。私と妻は、キャーキャー言っていました。子どもたちは平気な様子。
滝の近くまで行くとずぶ濡れになります。夏場はちょうどいいかもしれません。ブラタモリ的には滝も段差ですね。崖もそうですが、その地形を生み出した地球の運動があり、それに対して人類は無力です。その無力さを美に読み替えるところの人類の自然に対する甘い復讐があるのかもしれません。

垂水フェリー

帰りは垂水フェリーから。こちらは30分ほどの乗船時間がありますので、うどんを食べました。余裕があります。金額は2,600円ほど。桜島フェリーと700円ほどしか違わないのであれば垂水フェリーの方が時間的余裕があっていいかもしれません。また、鴨池港の方が自宅に近いというメリットもあります。
乗り込む直前に桜島が噴火して噴煙が高くのぼっていました。フェリーが走ると灰がちょうど自分たちがいた垂水市の方向へ流れていくのがわかりました。

ノープランの割に大満足の日帰りドライブでした。次回もこのルートを基本にしていいかなと思います。

SHIPSでネクタイを買ったよ

ネクタイは2本を交代でシンプルに運用している。その内1本がボロボロになってきた。そこで買い替えることにした。
スーツは青山で無難なツーパンツスーツを買った。
ネクタイをちょっといいやつで。セレクトショップかな。
今回はSHIPSで選んだ。店員さんとの会話が苦痛じゃなくなってきている。成長している。選んだのは、無難な青系。スーツの色を選ばない。JQカードで5%オフ。
家に帰って、ボロボロの1本をスマホで撮影して捨てた。ご苦労様でした。写真に撮ることで思い切って捨てることができる。
さて、そこで気付いたのはすでにクールビズ期間に入っているということ。ネクタイは半年間、必要無かった。一気にやる気が無くなった。
月20日間の労働。ネクタイ2本なので月に10日使う。クールビズ期間を除いた半年で60日。5年間で300日。10,000円のネクタイで1日33円。毎日長時間使うモノにお金をかける「コンフォート原則」からも理にかなっている。
次は白いシャツを買うか、白いポロシャツを買うか。

akizukid.hatenablog.com

平和維持及び地球環境維持装置としてのカバネ〜甲鉄城のカバネリ

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おまかせ録画で見始めた『甲鉄城のカバネリ』。一見して『進撃の巨人』じゃんというのは野暮なツッコミで、おもしろいかどうかで判断すればいい。おもしろい。我が家の3歳児も「むかべ、むかべみたい」とせがんでくる。「むかべ」は多分「カバネ」の言い間違い。
残虐な描写を3歳児に見せていいのか、という意見にはゴダールの言葉が効く。「あれは血ではない赤だ」ましてや実写のゴダールという違ってカバネリはアニメだ、ただの絵だ。

ここではカバネの機能について考えた。意味ではなく、あくまで機能。意味を追求すると宗教になる。それでは『進撃の巨人』でのウォール教や『銀河英雄伝説』での地球教になってしまう。宗教化するのは直感的に違うと思う。

残虐アニメ追放PTAもおそらく宗教と同じで「意味という病」*1にかかっている。3歳児の方が意味など求めず、アニメとしてそのまま楽しんでいる。

カバネの機能

カバネの機能としてまず思いついたのは、産業革命以後の人口爆発を防ぐ機能。カバネによってたくさん死ぬから産業革命以降も人口爆発が起こらない世界となっている。
また、地球環境破壊も防いでいる。カバネはもっぱら人を襲う。放棄された廃駅は自然に還る。
更に人類はカバネに対して協力せざるを得ないため、世界戦争も起きない。他国との間でカバネが支配する地域が緩衝地帯ともなっている。鎖国をしなかったパラレルワールドの幕府は他国とどのような交易をしているのだろう?
つまり、カバネは世界の平和維持及び地球環境維持に貢献していると言えそうだ。
2話だけの情報から私が妄想したカバネの機能が今後どのように展開されるのか興味は尽きない。

*1:柄谷行人さんの文脈とはまったく違うと思う。

勝手に解決する問題は意外と多い

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熊本地震については、まだ書けない。そこで下書きにある程度書いていたことを↓。
別途、fmjの方にはLINEについて書いた。4/26公開予定。

仕事をしていて、勝手に解決する問題は意外と多い、と感じている。そんな問題は放置しておけばいい。下手に手を突っ込むと問題をかき混ぜてしまい、かえって問題化してしまうこともある。
放置するには、問題を問題のまま抱えておく度量が必要となる。問題のまま放置する、というのは気持ち悪いため、ついつい手を付けたくなる。そこをぐっとこらえて手を付けない。
問題を放置できる力はマッチョだ。

最近再読している『エッセンシャル思考』が問題を放置するのに機能する。エッセンシャル思考を身に付けた人は、発生した問題を手当たり次第に取り組んだりしない。やるべき問題とやらなくてもいい問題を熟慮して区別する。そして、後者は放置するのだ。

他にも『道は開ける』の次の箇所は、長くなるがぜひ引用したい。

 たとえば、もし火曜日になにか直面すべき問題を抱えているとしたら、私はその火曜日が来るまで決断をしようとすら思わない。それまでは、問題を取り巻く事実を確認することに、全神経を傾けるよ。不安になることなど何もない。問題のせいで思い悩んだりすることもなければ、不眠症になったりもしない。ただシンプルに、事実の収集にのみ集中する。そうすると、火曜日がやって来るころには、事実の把握もすっかり終わり、問題は自ら解決されてしまっているものなんだ」824

この感覚はわかる。仕事で悩むことはない。事実をフラットに見ること。考えることは自分の頭に任せる。自動機械のように勝手に解決してくれる。あるいは問題が勝手に解決することも多い。
私は以前からウィリアム・バロウズの思考機械を考えている。

何か飛び込みで問題らしき案件が飛び込んできた時に、ついその場で判断して回答して解決したくなってしまう。それが危ない。最初はとにかくその問題らしき案件の情報を集めることに集中した方がいい。判断はできる限り先延ばしすること。
真の問題と問題らしき案件を区別しなければならない。前者をイシューと呼んでもよさそうだ。これは『イシューからはじめよ』を想定している。ほとんどの問題は、解決する必要が無いか、解決できない「問題らしき案件」なのだ。本質的な問題じゃない問題に手を突っ込んで事態を複雑化させないように注意しないといけない。

「ニーバーの祈り」という言葉がある。

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

それをパラフレーズすると以下のようになるだろう。

本当の問題について、それを解決できるだけの勇気を私に与えたまえ。
本当の問題じゃないものについては、
それを放置するだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
本当の問題と、本当の問題じゃないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

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新訳 道は開ける (角川文庫)

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イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

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くらちのりこ×蓮花『ライフハック×養生』を読んだよ〜ドリンク剤よりゆっくり長く効く本

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photo by KenC1983

『ちょっと試してみませんか?ライフハック×養生〜「タスク管理の挫折」「習慣化できない」に悩む人も気持よく続けられる方法〜』を読んだよ。タイトルが長いのは電子書籍ならではか。

最初に断っておく必要があるのは、私は著者であるくらちのりこさん(以下、のりさん)や蓮花さんと一緒にファミリーマネジメントジャーナルを書いているメンバーであり、いわば身内なのでこの書評のようなものは当然甘い評価になっているという点である。その点を考慮しながら以下を読んでもらえると助かる。
fmj-jp.info

「養生」の考え方が「ライフハック」に活きる。たとえば次のような一文。

 このなかで「養生」が重要視しているのが「病気になる前の状態」=「未病」の状態のケアです。」155

これってそのまま仕事にでも応用できる。トラブルが発生する前の状態に対処することが重要という具合に。「養生」が身体をいたわるだけではない概念に広がっていく。そういう可能性がある。
そして、養生がすぐれているのは、そのペース。

 養生はじっくり、ゆっくりですが気になっていた不調がいつのまにか「気にならなくなる」タイプのものです。168

養生は焦らない。ゆっくりとカイゼンする。これは性急に成果を求めるライフハックとは対極にある気がする。元々ライフハックは、ちょっとしたコツのようなもので、ゆえにすぐに成果が現れるものだったと思う。それに対して養生はあくまでゆっくりと小さな変化を積み重ねて、自分の身体に新しい習慣をインストールすることを目指すわけだ。
ライフハックという言葉自体、もはやライフハック(笑)とか、ライフハックは死んだ、とか、死語扱いされているような気がするが、こうやって様々な概念を取り込んで、いわばライフハック2.0といった段階になっているんだと思う。

私自身が今当たり前のようにやっている習慣が、実は蓮花さんの教えということがある。たとえば冬場はヒートテックタイツを履くようになったこと。首を冷やさないために風呂上がりでもネックウォーマーを巻いて、靴下を履くようになったこと。

読んでいて、のりさんには『エッセンシャル思考』の影響があると感じた。本人にTwitterで聞いてみたら、やはり読んでいた。
蓮花さんのアドバイスを聞いて、生活に養生を取り入れることで、何もしない時間を作り、休むことを選ぶことで、

  • いますべきこと
  • いまじゃなくていいこと

の判断ができるようになり、真に必要なものごとにフォーカスできるようになったこと。まさしくエッセンシャル思考が実践されている。
自分が心から求めているものをはっきりさせるためにも養生は機能する。本当に自分が欲していれば、習慣化できるし、モチベーションだって外から持ってくる必要もない。
本書と『エッセンシャル思考』を併せて読むのはおすすめ。

雑誌『クウネル』に取り上げられる人が一見のんびりしていながら強い意志や覚悟を秘めているように、養生を取り入れ、誰かの価値観ではなく自分の価値観で活きることを決めたのりさんにも覚悟がある。

 この生き方は言い訳が出来ません。全部自分で決めたのだから、全部自分で責任を負います。誰のせいにも出来ませんから、忙しい日も大変な日もうれしい日もたのしい日も。545

他人の価値観、社会の価値観で生きるのは実は楽なんだよね。しかし、その生き方で不調になれば、思い切ってそこから飛び出すといい。とはいっても急激な「革命」を志向するのではなく、ゆっくりとした「養生」で大きな変化を起こす。そこがやはりポイントだと思う。
それにしても、易姓革命など、国家としては革命志向な中国で養生という思想があるのはおもしろい。

文章も読みやすく、Kindle版で300円なら買って読んでみて損は無いと思う。ライフハック×養生は、ちょっとしたドリンク剤より、ゆっくり長く効くはずなので。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

ようやくサラサドライを手に入れた〜速乾性の素晴らしさとモレスキンの紙質の悪さ

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#sarasadry #signort1 サラサドライをようやく手に入れた。

ようやくサラサドライを見つけて買った。黒の0.4にした。
測量野帳に書いてみた。思ったより水性っぽいぬるぬるした感じ。水性染料らしい。書いてすぐに手で触ってみるが、確かにドライで汚れない。これはこれでいい。シグノRT1と使い分ければいい。メインのペンになり得る。ただ、インクの出に不安定さを感じる。
モレスキンではどうだろう。モレスキンではシグノRT1との相性が良くなかった。書いて触ると汚れる。サラサドライではどうだろうか?
試してみた。さすがに書いてすぐ1秒も経たずにこすると一部汚れた。しかし、通常の使用ではシグノRT1よりはまし。モレスキンではサラサドライをメインで使おう。というか、そもそもモレスキンの紙質が良くないんだな。それにモレスキンだと裏抜けも若干感じた。
要するに、紙質ではモレスキンより測量野帳の方が圧倒的に優れている。

サラサドライのインクは低粘度のジェル状インク。超速乾ドライジェル。経年劣化はどうだろうか。こればかりは使ってみて数年経過してみないとはっきりしない。ジェットストリームよりはましだろうと期待する。

バインダークリップも挟みやすい。測量野帳に対しては、シグノRT1の方が挟みやすいし、上部に出っ張りが小さい。

しばらくはサラサドライとシグノRT1を並行して使っていくことになるだろう。

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コンフォートゾーンから飛び出せという無責任なアドバイス〜ゆっくり変える「養生ライフハック」

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photo by DavidRphoto

最近、流行っているのが「コンフォートゾーンから飛び出せ」というアドバイスらしい。
意識高い系の人がよく主張している。その人たちはコンフォートゾーンから飛び出したことで成長したり、成功したりしているらしい。

ここのところメンタルが不安定で、そんなことで?というきっかけで涙が止まらなくなったりしている。そんな状態の時に、コンフォートゾーンから飛び出せ、みたいな脳天気な記事を読むと腹が立つ。
心の調子が良くない時は、コンフォートゾーンに留まるべきだ。

また、自ら飛び出そうと思わなくても、否応なしにコンフォートゾーンから引きずり出されることもある。職場での異動とか。そのタイミングが天の時かもしれない。そこで乗っかればいいという気もする。

普段の心掛けとしては、準備と覚悟を怠らないこと。変化を受け入れる準備と覚悟。「勝算は無いが、提案の用意はあります」、、、『進撃の巨人』のマッチョなリーダー、エルヴィン・スミスのように準備を怠らないことだ。
ローンで家を買わないのも、変化に対する準備と覚悟だ。

アニメだけじゃなく、哲学に学ぶこともできる。
千葉雅也さんのドゥルーズ論は『動きすぎてはいけない』だった。メンタルが不調の時は、動きすぎない方がいい。ドゥルーズはその思想のイメージとは異なり、動かない人だったらしい。滅多に旅行もしない。コンフォートゾーンから飛び出すような人では無かったようだ。コンフォートゾーンにとどまりつつ、強度を高めることはできる。

コンフォートゾーンから、ゆっくり出てみるのもありか。ちょっと足を踏み出してみる。そして、戻る。その繰り返し。そうすることで少しずつコンフォートゾーンを広げていく。慌てる必要は無い。
具体的には、通勤経路を変えてみる、ということをやっている。あえて遠回りしてみる。害は無い。しかし、知らなかったお店を発見するなど、効果はある。
ベイビーステップでやることだ。

そんなことを考えていたタイミングで、このfmjを主宰するくらちのりこさんがとやはりfmjメンバーの蓮花さんが出版されたKindle本を読んだ。

この本に流れている養生ライフハックという思考は、決して焦らないことがポイントだと感じた。通常ライフハックはスピードを重視する。即効性のあるコツが多い。そこに養生という概念を入れると変化がゆっくりとなる。少しずつ変えること。
コンフォートゾーンを飛び出せ、というアドバイスも一気に世界を変えることを志向しているが、そこをあえてゆっくりとした変化を選ぶ。
ゆっくり変えることがポイントになる。

蛇足で書くと、ダイエットが失敗するのは、一気に変えようとすることだ。コツとしては、ダイエットそのものを目的とせず、結果的にゆっくりとしたダイエットに繋がるような、気持ちの良い習慣を身につけるのが良いだろう。上記で紹介した「養生」はそこに繋がりそうな気がしている*1

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*1:この辺は明らかに宣伝です。