『時間術大全』を読んだよ〜時間術ライフハックの決定版

ジェイク・ナップとジョン・ゼラツキーによる『時間術大全』は、時間術に関するライフハック本の決定版という感じだ。
現実的な方法が多く紹介されている。
しかし、本書の戦術すべてを実践する必要はない。
自分なりに取捨選択してカスタマイズすればいいのだ。

ポイントは「無限の泉」からの離脱だ。
たとえばTwitterなんかは、一度アクセスすると気づいたら1時間とか。
すでにFacebookからは距離を置いている。
スマホFacebookアプリはインストールしていない。
Facebookにアクセスするのは、もっぱらパソコンからだが、最近、MacBook Airがなかなか充電できないため、ほとんどアクセスしていない。
それでも、まったく困っていない。
一方、Twitterは毎日アクセスしている。
それも一日に何度もだ。
通勤往復電車内では、ついTwitterにのめり込んでしまう。
Twitterをどうにかする、のが最も大きなハードルかもしれない。
今使っているスマホGoogle Pixel 3aはアプリごとの利用時間を確認できる。
Twitterは毎日1~2時間使っている。
やばいね。
そんなことを考えていた。
仕事からの帰り道、電車内でずっとTwitterをしていた。
そして色んなことに腹を立てて、脊髄反射ツイートしている自分を発見して、うんざりした。
そこで衝動的にスマホからTwitterアプリをアンイストールしてしまった。
すっきりした。
スマホのモバイルデータ通信をオフにするのもいいかも。
Wi-Fi接続できる場所でしかスマホが使えなくなる。
電話はできるから、それで十分だ。
スマホのデータ通信量も階段方式だから、モバイルデータ通信をオフにしておけば、最低金額プラン1GB以内に抑えられるだろう。

本書で学んで早速意識しているのは「ハイライト」だ。
これは細々としたタスク時も大きな目標能力中間的な項目だ。
毎日のハイライトを意識することで、細々としたタスクに振り回されることなく、大きな目標に途方に暮れることなく、日々、大事なことに集中できるというものだ。
本書の2人も参考にしているデビッド・アレンのGTDで言えば、プロジェクトとNext Actionの間にハイライトがある。

戦術08「ハイライトを予定に入れる」というのがある。
これは、ハイライトを決めたら、どれくらい時間をかけるか決めて、いつやるかも決めて、予定表に書き込む、というものだ。
これは、すべてのタスクはその場で時間を決めて手帳のスケジュールに書き込む、という佐々木かをりさんの手帳術に接続する。
佐々木さんの場合は、細かいタスクすべて、自分が常に持ち歩いているアクションプランナーという手帳に書き込むようだが、本書ではハイライトに限定している。
ポイントは、本当にやりたいこと、やるべきことは時間を決めて手帳やスケジューラー、カレンダーなどに書き込んでしまう、ということだ。
佐々木かをりさんの手帳術は、もはや手帳術の古典と言えるので、ぜひ読んでみるといいと思う。

ちょっと本筋ではないが、「メールやネット動画などの無限の泉がたまらなく魅力的なのは、それが「愛」でできているからだ。」はおもしろかった。
ゲームがなぜ多くの人を熱中させるのか、それは作ってる側も好きで作っているからだ。
それが本質なのだ。
だから、頭が悪い左翼が想定する「悪の帝国」などは存在しない。
GoogleYouTubeの中の人の言葉として説得力がある。

本書の戦術は日々実験し、失敗してもまた何度やり直せばいい。
そうやって自分のオリジナルなスタイルを作ることが重要だ。
本書のメモは、ポメラDM200で作ってあるので、週次レビューで読み返して、次の週で何か戦術を実践してみるといいよね。

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

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佐々木かをりの手帳術

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