子育て小説を書いてみよう

子育て小説を見たことがありません。私が知らないだけで、あるのかもしれません。
保坂和志『季節の記憶』が最も「子育て小説」の要素が多い気がします。
子育て小説で芥川賞を狙いたいですね。芥川賞じゃなくてもいいです。
子育てをしている作家は多いと思うのですが。子育ては小説にしにくいのでしょうか?
高橋源一郎を教えてもらいました。最近は読んでいませんので、子育て小説があるのでしょうか?)


子育て小説の要素

子育てって色んな要素があって小説向きだと思うんですね。
妻との関係においてもポスト恋愛をいかに描くか、面白そうです。
性欲にしても、男女、父母のズレが小説的な事件を生むわけです。
子どもも複数いれば、その混沌は悲劇的でもあり滑稽さもあります。葛西善蔵「子を連れて」ってもしかしたらそんな感じ?
飲み会一つとっても子育て中だと多方面の調整「折衝」が必要になってきます。その絡み合いなどもおもしろそうではありませんか。

自分にどんな小説的な文章が書けるのか

自分に小説が書けるのか、というとよくわかりません。そういうことは編集者側が判断する問題なので書く側は悩む必要無いのでしょう。
とにかく書くことです。
文章はこのブログでたくさん書いていますので、たぶん見る人が見れば想像はつくわけです。
注文が無ければ、勝手に書いて新人賞にでも応募すればいいわけです。

子育て小説のミッション

ミッションとしては子育て(育児)を次の次元に進めたい、という感覚があります。
「子育てハック」という書籍のアイデアもそんなところから来ています【これはまた後で書きます】。
仕事術の本も小説も書く物書きがいてもいいような気がします。
ミッションとしては、子育てにまとっている古くて機能しないイメージをひっぺがして新しい概念をつけ加えようというわけです。

季節の記憶 (中公文庫)

季節の記憶 (中公文庫)