実際に仕事に役立つExcel本~吉田拳『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』

吉田拳『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』を読了した。
OneNoteでメモを取りながら、Excelで実際に使いながら読んだ。
そして、早速、仕事に機能している。
これは今まで読んだ中で、↓おさとエクセルと並んで、本当に役に立ったExcel本の一冊となった。
akizukid.hatenablog.com
今の自分の仕事は、Excelを工夫するだけでかなり生産性が上がる。
ただ、マクロやVBAに手を出してはいけない。
これらは、関数より便利だが、異動がある仕事においては、後任者が対応できないことになる。
関数であれば、ファイルを見れば、なんとか理解できるはずだ。
本書は、その意味でも実務に寄り添った、痒い所に手が届くExcel本だ。
本書にも書いてあったが、Excel作業時間を大幅に短縮することで、考える時間を確保することができる。
自分も少しずつ、手を動かすより、頭を使う仕事にシフトしていかないといけないポジションだ。
資料はシンプルに作るなど、Excel以外の知見も得られる本だった。

国の調査物などに感じるのは、Excelのデータベース形式という考えをまったく理解していない様式が多いことだ。
多いのが、印刷前提の様式に直接データを入力させるパターンだ。
それでは、データベースとして使いにくい。
その辺りのセンスは上記2冊ぐらい読むだけで身につくのだから、霞が関での必読書にしてもらいたい。
また、研修に呼ぶ講師も工夫してもらえばいい。
国の担当者にExcelのセンスがある人がついた途端に様式が改善される。
それはちょっとした改善だが、全国調査ともなると膨大な関係者の作業の改善に接続するので効果は大きい。

追記 2021年6月7日

最近、ExcelProを一通り周回したので、次にこの本を再読してみようかな。
違う人の本を読むと、視点が違ったり、同じことを言っていたり、そこを意識すると定着しやすい。
この一年でExcelのレベルはかなり上がった。
まだまだ上がある。