谷益美『リーダーのための!コーチングスキル』を読んだよ

谷益美『リーダーのための!コーチングスキル』を読んだ。
エクスクラメーションマークの位置が気持ち悪いが内容は良かった。
本のタイトルについては、出版社=編集部がつけることが基本だから、著者に責任は無いと思う。
これは自分も1冊本を書いた経験でそう思う。
(追記)ふと、このタイトルって、もしかしたらゴッドスピードユー!ブラックエンペラー(中黒の位置とかめんどくさい)を踏まえているんじゃないかと思いついた。
編集者は、自分と同じ世代で1990年台後半のポストロック世代なのかも。

それはともかく「コーチングノート」はいいな。
やってみよう。
というか、意識してみよう。
別ノートをわざわざ作る必要はない。
ほぼ日手帳weeksや厚口専科に気付いたことをメモしていけばいい。

上司に対するコーチングでは、三国志賈詡を思い出した。
自分の後継者を、長男にするか優秀な弟にするか迷っている曹操(自分の上司)に対して、

袁紹劉表のことを考えていました

とつぶやいた。
この両者は、長男に後を継がせずに内紛を招いて国を滅ぼしたのであった。
直接的に反論せず、上司自らの気づきをうながす手腕はさすがであり、曹操に仕えながら天寿をまっとうしたのはさすがである。
上司に対するコーチングでは、正面から反論するのは下策である。
昔から、自分はトップの器ではないので、賈詡のように生きるべきだと思っている。

コーチングという言葉を意識するだけで、部下だけではなく、上司に対するコミュニケーションも変わってくる。
たとえば質問は「聞かれた瞬間だけではなく、その後も問いは心に残り、相手への刺激として機能」1665する。
これは、普段から意識して、ブログでも何度か書いているジャブ≒ナッジングにも通じる。
相手に刺激を与えることで、相手を動かすのだ。
それは命令や指示と違って、相手の主体性を促す。

7月からも、チームは維持できそうだ。
ので、コーチングを意識したり、じっくりと腰を据えることができそうだ。
それが組織の価値を高めることになる。

リーダーのための! コーチングスキル

リーダーのための! コーチングスキル