スーツは戦闘服

スーツは戦闘服だから、汚れても、シミができても、気にするな。
戦え。
汚れは、戦っている証だ。
洗濯やクリーニングがめんどくさいだけかもしれない。
それを美学と言い張る。
言い張ることの大切さ。

乾貴士は、あの左足での力の抜けたゴールを、狙ってやったと言い張っただろうか。
ひげ剃りも剃り残しがあるくらいの方がいい、というのも、スーツが少しくらいよれっとしていても、その方がいいというのは自分の「いき」という感覚だ。

スーツと言えば、毎朝選ぶのもめんどくさい。
ので5パンツスーツとかないかなと思う。
月曜日から金曜日まで回すことができる。
選択する意思の力を節約するアインシュタインジョブズオバマのような考え方だ。
ちょうどオバマのスーツの話が載っている記事があった。
forbesjapan.com

スーツの汚れを気にしない、というのも決断というと大げさだけど、ちょっとした判断の回数を減らして、その分の意思のエネルギーをメインの仕事に活かそうという発想でもある。
そう考えると、若いのに高そうなスーツをパリッと来て、革靴はピカピカで先がとんがっていて、髪もばっちりセットされているようなサラリーマンを見ると、ああ、こいつ見た目ほど仕事はできないんだろうな、と勝手に思っている。
あるいは、意思の力が必要なほどの仕事は与えられていないんだろうなと。
まあ、究極的には、他人はどうでもいいのだけれど。
自分のスタイルは、自分のスタイルとして意識的な選択の結果という話だ。