地球儀と『渚にて』

ネヴィル・シュート『渚にて』には、主な舞台となるオーストラリアを中心として世界中の様々な地名が出てくる。
だから、地球儀を押さえながら読むとイメージがしやすい。
もちろん世界地図でもいいと思う。
あるいは、Googleマップとか。
映画も見てみたいなと思った。
どんな映像になっているだろう。
オリジナルとリメイク版とあるらしいが、やはりオリジナルの『渚にて』を見たい。

昔から「世界の終わり」に興味があった。
ミッシェル・ガン・エレファントのデビュー曲「世界の終わり」では、パンを焼きながら待ち焦がれている、という歌詞があり、その日常感が『渚にて』に通じるところがあると思っている。
チバユウスケが『渚にて』を知っているかどうか、不明。

Windowsパソコンのデスクトップをオーストラリアの風景にしてみた。
なるほど『渚にて』の世界はこんな感じなのか。
核戦争後とはいえ、オーストラリアは直接攻撃を受けていないので、見えない放射能の影響以外はまったく美しい風景が広がっているのだ。

渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫)

渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫)