ピョートル・フェリクス・グジバチ『日本人の知らない会議の鉄則』を読んで、「心理的安全性」という言葉に改めて注目している。
Googleが仕事のチームビルディングのための要素として重視している心理的安全性だが、子育てについても重要な要素だと感じた。
今は、中2長男との心理的安全性を建て直す必要があると思っている。
長男は、学校の様子など話をなかなかしない。
そして、最近、成績が落ちているし、勉強の意欲も低下しているように見える。
そのことを話題にすると、顔をしかめてあからさまに嫌そうでストレスがかかっている態度になる。
これは時間がかかりそうだ。
粘り強さ、根気が必要だ。
そんな時、山口裕之さんの言葉に目が止まった。
教育とは、相手の言い分をよく聞きながら相互理解を進めていくというたいへんな手間のかかる、しかも手間の割に思ったようにうまくはいかないことが多い営みなのである。山口裕之『「大学改革」という病』p280
なんとめんどくさいことであろうか。
子育ても同じだ。
長男の言い分をよく聞くこと。
いつも黙って言葉を発しないが、その時にじっと待つこと。
自分が言葉を被せないこと。
その場の感情に支配されないように注意すること。
アンガーマネジメントの意識も有効だ。
とにかく子どもの可能性を無条件に信じることだ。
いつか、自分で気付いて、うまくいく。
うまくいくほどではなくても、なんとかやっていくことを信じなければならない。
グーグル、モルガン・スタンレーで学んだ 日本人の知らない会議の鉄則
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